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ソニー、最大撮影倍率1.4倍、Gマスター(TM)シリーズ初の中望遠マクロレンズ「FE 100mm F2.8 Macro GM OSS」発売

2025/10/09

ソニーから、最大撮影倍率1.4倍、Gマスター(TM)シリーズ初の中望遠マクロレンズ「FE 100mm F2.8 Macro GM OSS」が2025年11月21日に発売される。価格はオープン価格。
 
最大撮影倍率1.4倍を実現。高倍率マクロ撮影と、高い解像性能を両立したG Master(TM)シリーズ初の中望遠マクロレンズ
 
レンズ本体で最大撮影倍率1.4倍、さらに別売のテレコンバーターを使用した場合は最大撮影倍率2.8倍を実現。等倍では捉えきれない繊細な質感まで鮮明に描写し、新たな映像表現が可能となる。また、高度な手ブレ補正と最適化された操作性により、静止画や動画でのマクロ撮影に新しい可能性をもたらす。
 
さらに、G Masterの特長である画面全域にわたる高い解像性能となめらかで自然なぼけ描写を両立。背景を美しくぼかすことで被写体が際立ち、マクロ撮影ならではの印象的な表現が可能。花や昆虫などの被写体では、肉眼では見えない細部を生き生きと表現する。
 

  • ▼G Masterならではの圧倒的な描写性能
    超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズ2枚、ED(特殊低分散)ガラス2枚を効果的に配置した革新的な光学設計と、綿密に諸収差を調整する先進的な製造技術を採用。最新のレンズ技術で設計された光学系により、画像の隅々まで緻密に描写。絞り開放においても画面中心から周辺部分まで、高い解像性能を実現している。
     
    ▼静止画と動画に対応した高度なAF(オートフォーカス)性能
    4基のXD(extreme dynamic)リニアモーターを搭載したフローティングフォーカス機構を採用。マクロ撮影における非常に浅い被写界深度でも、最適化されたアルゴリズムでフォーカス機構を精密に制御し、高速で正確なAFを実現している。これにより、α9 IIIの最大120コマ/秒のAF追随連写や、4K 120pのスローモーション動画撮影時も、AFがスムーズに被写体を追随する。
     
    ▼強化された手ブレ補正がマクロ撮影時の手ブレを最小限に抑制
    高度なレンズ内光学式手ブレ補正機能により、手持ち撮影時のブレを抑制し、画像のシャープネスを最大限に高める。新しい制御システムにより、角度ブレ(Yaw/Pitch)に加えて、シフトブレ(X / Y)、前後方向(Z)のブレにも対応し、手持ちでのマクロ撮影時に起こる手ブレを正確に補正する。
     
    ▼マクロ撮影に最適化された操作性と信頼性
    「フルタイムDMFスイッチ」により、フルタイムDMF機能を簡単にON/OFF出来る。フルタイムDMF機能をONにすると、シャッターボタンの半押しでピントを合わせ続けるAF-Cモード設定時にも、フォーカスリングを回転させるだけで瞬時にMFへ切り換わる。また、AF/MFを簡単に切り換え可能な「フォーカスモードスイッチ」を搭載し、MF撮影時の操作性を向上させている。さらに、スライド式の「フォーカスリング」で倍率/距離目盛と連動したFULL MFモードに切り替えが可能。FULL MFモードでは、無限遠と最短撮影距離の間でフォーカスリングが回転する。これらの機能により、さまざまなマクロ撮影のシーンに応じて、精密なピントの微調整を直感的かつ迅速に行える優れた操作性を実現している。
     
    ▼フォーカスレンジリミッター搭載
    あらかじめ合焦する範囲を限定し、迅速なフォーカシングを可能にする「フォーカスレンジリミッター」を搭載。FULL/∞‐0.5m/0.7m-0.26mの3つから範囲を選択可能。
     
    ▼フルタイムDMFスイッチ
    AF-Cモード時でもフォーカスリングを回転させるだけで、瞬時にマニュアルフォーカスが可能なフルタイムDMFスイッチを搭載。AF撮影時に意図しない被写体にピントが引かれたときでも、フォーカスリングを回転させれば狙った被写体にピント位置をすばやく戻せる。
     
    ▼絞りリング・絞りリングクリック切り換えスイッチ
    絞りリングにより即時性の高い絞り操作を実現。クリックのON/OFFはスイッチで切り換え可能。絞りリングのクリックOFF時はクリック音がなくシームレスに絞りを変更できる。撮影シーンや好みに合わせて設定可能。
     
    ▼AF/MFを瞬時に切り換えられるフォーカスモードスイッチ
    レンズ側のスイッチでのAF/MF切り換えに対応しているため、その場の状況に適したフォーカスモードにすばやく切り換えられる。
     
    ▼ボディ側からカスタマイズできるフォーカスホールドボタン
    フォーカスホールドボタンを2つ搭載し、縦位置での操作にも最適。被写体や撮影シーンに合わせ、ボディの豊富なメニューから1つの機能を割り当ててカスタムすることが可能。
     
    ▼タイムラグが少なく応答性に優れた「リニア・レスポンスMF」を採用
    マニュアルフォーカス時の繊細なリング操作にもレスポンスよく反応する「リニア・レスポンスMF」を採用。リング回転角度に対応したフォーカス移動で精緻なピント合わせができるため、動画撮影時のラックフォーカス操作などで撮影者の意図がダイレクトに反映できる。
     
    ▼「絞りリング」の誤操作を防ぐ「アイリスロックスイッチ」
    「A」ポジション(本体側からの絞り操作)、もしくは「リングによる絞り操作」のいずれかに固定が可能、これにより撮影中不用意に絞り値が変わってしまう誤操作を防ぐことができる。
     
    [ロック有効]
    撮影中不用意に絞り値が変わってしまわないよう「A」ポジションに固定、もしくはF2.8からF22の間で動かす
     
    [ロック無効]
    「A」    からF2.8の間で絞りリングをシームレスに動かす
     
    ▼さまざまな環境での撮影に対する堅牢性
    [防塵・防滴に配慮した設計]
    防塵・防滴に配慮した設計を採用。屋外での撮影環境にも耐えられる信頼性を確保。
     
    [フッ素コーティング]
    最前面のレンズに施したフッ素コーティングにより、レンズ表面に指紋、ほこり、水滴、油、泥などが付きにくく、付着しても簡単に取り除ける。
     
    ▼環境に配慮した設計
    ソニーの「Road to Zero」プロジェクトは、2050年までに環境負荷をゼロにすることを目指している。本商品でも、商品開発、サプライチェーン、生産、包装といった製品ライフサイクルのすべてのステージで環境負荷を最小限に抑えている。また、個装パッケージの脱プラスチック化を進めている。レンズを包む袋に、植物由来の不織布を採用し、梱包時に使用されるプラスチックを削減することで、環境負荷を軽減する。

 

  • ■仕様
    マウント:ソニー Eマウント
    焦点距離:100mm
    レンズ構成:13群17枚
    最短撮影距離:0.26m
    最小絞り:22
    絞り羽根:11枚
    フィルター径:Φ67mm
    最大径×長さ:81.4×147.9mm
    重さ:約646g

 
■製品情報
「FE 100mm F2.8 Macro GM OSS」
発売日=2025年11月21日
価格=オープン価格(オンラインショップ価格:199,500 円税込)
 
【関連リンク】
https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL100M28GM/

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