キヤノンから、開放F値1.4による大きく美しいボケ味と画面全域での高画質を可能とする大口径中望遠単焦点レンズ「RF85mm F1.4 L VCM」が2025年9月27日に発売される。価格はオープン価格。
“RF85mm F1.4 L VCM”は、大口径F1.4と最新の光学設計により、大きく美しいボケ味と画面全域での高画質を生かした、印象的な表現が可能な単焦点Lレンズだ。一般的に、焦点距離85mmの単焦点レンズは、被写体に圧迫感を与えず適度な距離を保ちながら撮影ができるため、ポートレート撮影に適しているとされている。
本レンズにより、開放F値1.4の単焦点Lレンズシリーズは超広角の20mmから中望遠の85mmまでカバーできるようになった。
- ■おもな特長
▼開放F値1.4を生かした大きく美しいボケ味と画面全域での高画質
開放F値1.4による大きく美しいボケ味と中望遠の85mmの焦点距離を生かし、ポートレート撮影などのシーンにおいて、印象的な表現が可能。「非球面レンズ」や「UD レンズ」を効果的に配置した10群14枚の光学設計で諸収差を抑制し、「EF85mm F1.4L IS USM」(2017年11月発売)を超える画面全域での高画質を達成している。
また、特殊コーティング技術「ASC(Air Sphere Coating)」により、画質劣化の原因となるフレア・ゴーストを低減している。
▼機動性に優れた小型・軽量設計とアイリスリング搭載などの高い操作性
質量約636g、全長約99.3mmの小型設計で、「EF85mm F1.4L IS USM」と比較して約33%軽量化し、優れた機動性を発揮。また、発売済みの開放F値1.4の単焦点Lレンズシリーズと全長・フロントフィルター径を共通にし、撮影現場での使い勝手の良さを追求している。さらに、アイリスリング(絞りリング)を搭載し、主に動画撮影中の絞りのマニュアルコントロールが可能。
▼VCMの採用による優れたフォーカス機能
質量の大きいフォーカスレンズユニットの駆動に適した「VCM(ボイスコイルモーター)」によるリアフォーカス方式を採用し、優れたフォーカシングを可能にする。EOS Rシリーズの「デュアルピクセル CMOS AF」との組み合わせにより、静止画撮影時には高速・高精度なAFが可能で、動画撮影時には静かで滑らかなピント合わせができる。
また、動画撮影時のフォーカスブリージングを抑制する光学設計により、「EF85mm F1.4L IS USM」と比較して画角変化の少ない安定した構図での動画撮影を実現し、本格的な映像制作にも対応する。
- ■仕様
画角(水平・垂直・対角線):24°・16°・28°30'
レンズ構成:10群14枚
最短撮影距離:0.75m
最小絞り:16
絞り羽根:11枚
フィルター径:Φ67mm
最大径×長さ:Φ約76.5×99.3mm
重さ:約636g
■製品情報
「RF85mm F1.4 L VCM」
発売日=2025年9月27日
価格=オープン価格(オンラインショップ価格:236,500円税込)
【関連リンク】
https://personal.canon.jp/product/camera/rf/rf85-f14lv
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