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京都・岡崎の京町家を改装した写真画廊「風光 huko」が2025年10月2日に誕生!柿落としは山本昌男写真展

2025/09/14

株式会社ディスカバリー号は、京都 岡崎に写真がろう「風光 huko(ふうこう)」を開業する。

 

日本文化を受け継ぐ感性と美を知り、伝える場として京町家を元あった姿に戻すように改装。写真展示、演奏会、茶会、写真スタジオとして活用する文化的拠点となり、一期一会のひとときを過ごせる様々な催しを予定している。

 

柿落としとして2025年10月2日(木)からは、世界で活躍する写真家・山本昌男氏の写真展とともに新しい写真集を出版する。

 

■ステイトメント
目に見えない
静寂とうつろいの美しさ。
人が本来の自分に立ち返り、
内なる光にそっと触れる。
余白の中に宿る本質を見つめ、
いにしえからの感性を取り戻す。
ここは、
日本文化を受け継ぐ感性と、
美を知り、伝える場。
時を編み、世界へ届けてまいります。

 

■建築空間

 

設計:魚谷繁礼建築研究所

 

花:みたて/左官:齊藤 新人氏/庭:京都 渡邊庭店

 


什器:川合 優、かみ添、丹羽ふとん店 

 

  • ■展示概要
  • 「Yamamoto Masao Photo Exhibition」
    期間:2025年10月2日(木)〜12月22日(月)
  • 時間:11:00〜18:00
  • 会場:風光 huko
  • 住所:京都市左京区岡崎西福ノ川町22-21

 

山本昌男は、「人間は自然の一部である」という一貫したテーマのもと、空や山、樹木、花、鳥、動物など自然の諸相を撮影し続けている。風や光の一瞬を捉え、光と影を巧みに操ることで、静謐さと想像の余白に満ちた世界を紡ぎ出してきた。作品はフィルムで撮影され、古典技法であるゼラチンシルバープリントによって仕上げられる。トーニングや削り、絵の具による装飾を施した写真は、懐かしさと新しさを同時に宿し、“もの”としての確かな存在感を放つ。

 

本展では、会期を3回に分けてこれまで山本氏が発表してきたヴィンテージプリントから近年の作品までを展示する。また2025年10月5日(日)15:00からはグランドオープン・出版を記念した山本昌男氏のトークショーを開催予定。

 
■プロフィール
山本昌男(やまもと・まさお)

1957年愛知県生まれ。16歳より写真を撮り始め、絵画の勉強を経たのち写真家として活動を開始。ゼラチンシルバープリントなどの写真技法を用いた作品を発表する。1987年、イタリアのトリノで開かれた「Torino Fotografia ’87」で作品を発表。1994年、アメリカ・サンフランシスコの「Shapiro Gallery」での展示をきっかけに評価を確立し、欧米での活動を広げた。1996年、アメリカのNazraeli Pressより写真集『空の箱』を発表。1998年にアメリカ・ニューヨークの「Yancey Richardson Gallery」にて個展を開催。2006年、ヨーロッパで初めての個展をフランス・パリの「Galerie Camera Obscura」にて開催。以来、ヨーロッパでも活発な展示活動を開始。2014年、作家活動40年の集大成となる写真集『小さきもの、沈黙の中で Small Things in Silence』(青幻舎)を出版。日本や欧米のみならず、活動のフィールドを広げ、2018年にはロシア・モスクワのマルチメディアアート美術館にて「Yamamoto Masao. Photography」を開催した。2018年からは「BONSAI」シリーズを制作し、日本の美意識に向き合っている。現在は山梨県の八ヶ岳南麓を拠点に、自然のなかで作品制作を続けている。最新作の湿板写真(Ambrotypes)は、ガラスに浮かぶ解像度の高い画像がコレクターの注目を集めている。

 
■運営会社・ディスカバリー号について
ディスカバリー号は、企画・写真撮影・映像制作を軸とした制作会社。地域や企業、作り手の方々からのご相談を受け、プロジェクトを起案・企画し、写真、映像、WEB、SNS、出版、展示などプロジェクトに応じた展開を行っている。リサーチや対話を重ね、プロジェクトの核を言語化した上で、撮影・編集・制作に取り組み、できる限り長い時間をチームとして歩むことを大事にしている。短期間で成果を追うブランディングではなく、互いに発見しあい、智慧を育みながら、後世にまで残るものづくりを目指したいと考えている。
 
【関連リンク】
https://www.huko.jp

展覧会概要

会期 2025年10月2日(木)〜12月22日(月)
会場名 風光 huko

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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