OM SYSTEM、ズーム全域開放F2.8で100-400mm相当（35mm判換算）の焦点域をカバーする大口径超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」を発売

OMデジタルソリューションズ株式会社が展開する映像製品ブランド「OM SYSTEM」は、「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠し、ズーム全域開放F2.8で100-400mm相当、さらに2倍テレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20」使用時には最大800mm F5.6相当という、唯一無二の撮影を可能とする大口径超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」を2025年9月27日に発売する。
 
最新の光学技術を結集したPROシリーズならではの高い解像性能をズーム全域で実現。5軸シンクロ手ぶれ補正（補正効果最大7.0段）に対応し、超望遠域での手持ち撮影を強力にサポートする。また、最大撮影倍率0.5倍相当と優れた近接撮影能力も備えている。自然風景、野鳥、野生動物やネイチャーマクロなど、幅広いシーンで、撮影者の期待に応える高性能超望遠ズームレンズだ。なお、このレンズは受注生産となる。

■主な特長の詳細
▼唯一無二、レンズ単体で100-400mm F2.8相当、2倍テレコンバーター併用で最大800mm F5.6相当の高画質・大口径超望遠ズームレンズ
本レンズは、ズーム全域開放F2.8で100-400mm相当の焦点域をカバーする。2倍テレコンバーター使用時は最大800mm F5.6相当となる大口径超望遠ズームレンズだ。
開放F値の明るさにより、ISO感度を抑えた高速シャッターでの撮影が可能となり、早朝や夕暮れなどの光量の少ない時間帯に活動する野鳥や野生動物の撮影に威力を発揮する。また、広い焦点域は、風景撮影においても多彩な表現を可能とし、この一本で幅広い撮影シーンに対応する。
 
大口径EDAレンズや2枚のスーパーEDレンズを含む13群21枚の贅沢なレンズ構成により、ズーム全域開放F2.8の大口径でありながら、色にじみやフレアを抑え、画面周辺まで優れた解像力を実現している。また、新たに開発した「ZERO（Zuiko Extra low Reflection Optical）コーティングII」を施すことで、逆光下などの厳しい撮影環境でも、ゴーストやフレアを抑制し、ヌケのよいクリアな描写が得られる。ズーム方式には、ズーミング時の重心位置の変化を抑えるインナーズーム方式を採用し、安定したフレーミングが可能で、長時間の撮影も快適に楽しめる。高速かつ高精度なフォーカシングにより、最大50コマ／秒のAF追従連写に対応している。
 
さらに、本レンズはズーム全域で最短撮影距離が0.78mと優れた近接撮影能力を実現しています。最大撮影倍率は0.5倍相当、2倍テレコンバーター使用時は等倍相当でのテレマクロ撮影が可能。近づくと逃げてしまう昆虫など、ネイチャーマクロ撮影に有効。加えて、OM SYSTEMカメラの特長的な機能「深度合成撮影」にも対応している。

 
▼軽快な手持ち撮影を実現する、補正効果最大7.0段の5軸シンクロ手ぶれ補正に対応
カメラのボディー内手ぶれ補正と協調する5軸シンクロ手ぶれ補正に対応。高精度なジャイロセンサーと手ぶれ制御アルゴリズムの最適化により、手ぶれ補正段数は400mm相当において、世界最高レベルの最大7.0段を誇る。また、手ぶれ補正機能は、撮影時の手ぶれを抑えるだけでなく、フレーミング時に被写体を画面内に捉え続ける場面でも、その効果を発揮する。特に超望遠域の手持ち撮影では、被写体を画面内に安定して収めることは非常に困難だが、5軸シンクロ手ぶれ補正により、ファインダー像が安定する。これにより、手持ちでの超望遠撮影が快適に行える。
 
大口径超望遠ズームレンズでありながら、約1,075g（三脚座別）と携行しやすく、撮影システムの小型軽量化が可能となり、思うままに被写体を求めて自由に移動でき、撮影の機動力が大きく向上する。

 
▼過酷な自然環境下での撮影をサポートする高い信頼性と操作性
IP53対応の防塵・防滴と、-10℃の耐低温設計により、過酷な環境でも安心して使用できる。最前面のレンズにはフッ素コーティングを施しているため、レンズ前面に水滴や汚れが付着しても簡単に拭き取ることができ、すぐに撮影再開が可能。天候の変化が激しい自然環境においても、機材が濡れることを気にすることなく、撮影に集中できる。
 
レンズ筐体には遮熱塗装を施している。一般的な黒塗装に比べて、太陽光の赤外線を高効率で反射し、炎天下での使用時にもレンズ内部の温度上昇を抑え、安定した光学性能を発揮する。また、撮影に集中できる操作性を追求し、以下の機能を備えている。
 
・滑りにくく上質なリング操作を実現するゴム製のズーム／フォーカスリング
・被写体との距離に応じて素早くピントを合わせられるフォーカスリミットスイッチ
・即座にAF／MFを変更できるフォーカス切り換えスイッチ
・任意のフォーカス位置を記憶し、瞬時に呼び出せるプリセットフォーカス機能
・ファインダーから目を離すことなく縦・横どちらの撮影時でも自然に指が届いて操作ができる、各種機能を割り当て可能な4つのL-Fnボタン
 
さらに、レンズフードには、風景撮影で使用頻度の高い円偏光フィルターなどの回転操作が可能な操作窓を設けた。また、フード先端にはゴム素材を採用し、傷がつかないよう配慮している。三脚座は、カメラにレンズを装着したままでも着脱が可能。レンズフットは、携行時に快適に握れることにも配慮した形状とし、アルカスイスタイプのクランプに対応している。

• ■仕様
  焦点距離：50-200mm
  レンズ構成：13群21枚
  最短撮影距離：0.78m（ズーム全域）
  絞り：F2.8（ズーム全域）-F22
  絞り羽根：9枚（円形絞り）
  フィルター径：Φ
  最大径×長さ：Φ91.4×225.8mm
  重さ：
  1,075g（三脚座、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフードを除く）
  1,250g（三脚座含む　 レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフードを除く）

 
■製品情報
「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」
発売日＝2025年9月27日　

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