パナソニック、フルサイズミラーレス一眼カメラ Lマウントシステム用交換レンズ 「LUMIX S 24-60 mm F2.8」（S-E2460）を発売

パナソニックは、フルサイズミラーレス一眼カメラ Lマウントシステム用交換レンズ 「LUMIX S 24-60 mm F2.8」（S-E2460）を2025年6月中旬に発売する。メーカー希望小売価格は143,000円（税込）。
 
本製品は、汎用性の高い広角24mmから標準60mmまでのズーム全域で開放F2.8の高い表現力と独自の小型・軽量設計による機動力を両立した大口径標準ズームレンズだ。広角24mmならではの遠近感を強調したダイナミックな風景や建物の撮影、標準60mmを活かした美しい背景ボケのポートレートの撮影など、幅広いシーンに対応。ズーム全域での高い解像性能と美しいボケ描写を実現し、開放F2.8のため低照度環境下でもシャッタースピードを速くし被写体ブレを抑えた撮影が可能。
 
レンズ構成の最適配置とフィルター径の小型化に加え、新開発デュアルフェイズリニアモータと新光学式エンコーダの搭載により、全長約99.9mm、質量約544gの小型・軽量化と高速・高精度なAF性能を実現した。また、撮影スタイルに応じた操作ができる、絞り値などの撮影設定をフォーカスリングに割り当てられるフォーカスリングのコントロールリング化機能、フォーカスリングの回転方向の変更やフォーカスボタンを鏡筒部に搭載するなど充実の操作性能を搭載した。さらに、高まる動画撮影ニーズに応え、Sシリーズレンズが従来から備えて好評なブリージング現象抑制や絞りマイクロステップ制御などの高品位な映像表現も楽しめる。広角24 mmスタートは動画撮影においても使いやすく、静止画・動画での多彩なシーンに対応する。
 

• ■特長
  ▼ズーム全域開放F2.8の明るさで、写真も動画も思いのままに美しく
  小型・軽量ながら、ズーム全域で開放F2.8の明るさを実現した大口径標準ズームレンズだ。
  広角24mmから標準域60mmまでの焦点距離をカバーし、ダイナミックな風景や建築、自然な遠近感のスナップ、背景をボカしたポートレートまで、多彩な撮影シーンで活躍。優れた描写性能と美しいボケ味により、自然で立体感のある質感描写を実現する。気軽に持ち歩けるので、作品づくりの幅が広がる。また、広角24mmスタートは動画撮影においても使いやすく、本レンズ1本で幅広く対応できる。
   
  ▼幅広いシーンで活躍する、ズーム全域開放F2.8
  ズーム全域で開放F2.8を実現し、低照度環境下での撮影や、美しいボケ味を活かした表現など、幅広いシーンで活躍する。
  大口径F2.8の明るさにより、夕暮れや薄暗い屋内でもISO感度を上げることなく速いシャッタースピードでの撮影が可能となり、ノイズや手ブレを抑えた美しい描写を実現。静止画・動画撮影の双方において、本レンズ1本で幅広く対応できる。
   
  ▼なめらかで美しいボケ味と、高い解像力
  美しいボケ味と高い解像性能をズーム全域において実現。
  ピント面の高い解像感とアウトフォーカス部のなめらかなボケ味の両立によって、立体感のある表現が可能。また、絞り込んだ際にはシャープな描写性能を発揮。ボケ味を活かした印象的なスナップやポートレートから、解像感のある風景写真まで、多彩な表現を本レンズ1本で楽しむことができる。
   
  ▼広角24mmから標準域60mmまでの焦点距離をカバー
  広角24mmから標準域60mmまでの焦点距離をカバーし、旅先や街角でのスナップ撮影に最適。ダイナミックな風景や建築、自然な遠近感のスナップ、背景をボカしたポートレートまで、多彩な撮影シーンで活躍する。さらに、ハイブリッドズームを活用すれば、静止画・動画撮影において最大187mmの望遠ズーム撮影が可能。
   
  ▼画像：最短撮影距離0.19m、優れた近接撮影性能
  最短撮影距離19cm、最大撮影倍率0.3倍を活かし、近接撮影を楽しむことができる。テーブルフォトはもちろん、小物や植物など何気ない被写体にぐっと近づいてボケ味の効いた印象的な作品に仕上げたり、背景を大きく取り込んだダイナミックな表現をすることも可能。
   
  ▼高い解像性能と優れた描写力
  12群14枚のレンズ構成で、非球面レンズ3枚、UEDレンズ1枚、EDレンズ2枚の特殊レンズを最適に配置することで、色収差や球面収差といった諸収差を効果的に抑制する。
   
  ▼気軽に持ち運べる、小型・軽量レンズ
  大口径ズームレンズでありながら、全長約99.9mm、質量約544gの小型・軽量を実現した。ズーム全域開放F2.8による優れた表現力と、持ち運びやすいコンパクトなサイズを両立することで、作品づくりをより身近なものにするレンズだ。
   
  ▼フォーカスリングのコントロールリング化機能に対応
  フォーカスリングをコントロールリングとして使用し、F値や露出補正などの撮影設定を割り当てられるようになった。フォーカスリングの回転方向も変更できるため、慣れ親しんだリング操作が可能。
  また、レンズ鏡筒部にフォーカスボタンを搭載。よく使う撮影機能を割り当てて、すぐに呼び出すことができる。たとえばハイブリッドズームを割り当てた場合、望遠域をスムーズに拡張することができる。撮影スタイルに合わせた柔軟な操作を実現し、撮影の機動力と操作性が向上させた。
   
  ▼撮影意図に沿ったフォーカス制御が可能
  ズーム時にマニュアルフォーカスでのピント送りが可能になった。ズーミングしながら別の被写体にピントを合わせるなど、映像表現の幅が広がる。
  また、フォーカスリング操作は「リニア方式」と「ノンリニア方式」で切り換えることができる。ノンリニア方式では、回転速度に応じてピントの移動量が変化するため、俊敏なフォーカシングが可能。リニア方式では、回転量に対してピントの移動量が固定となる。撮影シーンに応じて回転量を設定することで、動画撮影時にメカニカル方式のような直感的で精密なフォーカシングを実現できる。
   
  ▼高速、高精度、静粛なフォーカシング
  新型デュアルフェイズリニアモータ（Dual phase linear motor）と新光学式エンコーダ搭載により、高速・高精度なAF性能を実現した。動画撮影時においては、静粛な駆動によりフォーカス駆動音を気にせず撮影でき、ポストプロダクションの際も作業の短縮化を図る。
  また、ズーム時の像面位相差AFにも対応しており、撮りたい被写体を逃すことなくしっかりと捉えることができる。
   
  ▼防塵・防滴仕様 耐低温設計
  幅広いシーンにも対応できる防塵・防滴仕様により、機動力のある撮影が可能。天候に左右されることなく、突然の数少ないシャッターチャンスを捉えることができ、水滴やほこりなどから大切なレンズを守る。レンズ最前面にはフッ素コーティングを採用しており、レンズ表面に汚れが付着した場合も簡単に取り除くことができる。
  さらに、雪山やゲレンデなどの寒冷地でも撮影可能な、マイナス10℃の耐低温設計を実現した。
   
  ▼映像作品制作に最適な動画性能
  高精細な動画撮影に対応した光学設計と、鏡筒内部構造の最適化により、ブリージング（動画撮影中など、フォーカシング時におけるピント位置移動に伴い画角が変化する現象）を抑制する。また、輝度変化が大きいシーンでは、絞りマイクロステップ制御によりF値変化をなめらかに制御することで、急激な露出変化を抑制。動画撮影中のパンニング時も安定した露出制御をサポートする。
  動画撮影において使いやすく、かつ、ダイナミックな映像表現を可能にする広角24mmスタート。ズーム時の重心バランスの変化が小さいので、ジンバル使用時のバランス調整の負担が少なく、スムーズな撮影を実現。

• ■仕様
  マウント：ライカカメラ社L-Mount規格準拠
  焦点距離：24-60mm
  レンズ構成：12群14枚（非球面レンズ3枚、UEDレンズ1枚、EDレンズ2枚）
  最短撮影距離：0.19m（W端～焦点距離30mm） / 0.33m（T端）（撮像面から）
  開放絞り：F2.8
  最小絞り：F22
  絞り羽根：9枚羽根 / 円形虹彩絞り
  フィルター径：Φ77mm
  最大径×長さ：φ84.0mm×約99.9mm （レンズ先端より、レンズマウント基準面まで）
  重さ：約544g（レンズフード、フロントキャップ、リアキャップは含まず）

 
■製品情報
「LUMIX S 24-60 mm F2.8」（S-E2460）
発売日＝2025年6月中旬
メーカー希望小売価格＝143,000円（税込）
 
【関連リンク】
https://news.panasonic.com/jp/press/jn250514-2

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