top 本と展示展覧会ピックアップ東京新宿のRoll でShingo Wakagi + Mike Ming「Let’s go for a drive – Shichirigahama」が開催

東京新宿のRoll でShingo Wakagi + Mike Ming「Let’s go for a drive – Shichirigahama」が開催

2025/04/30

東京新宿のRoll でShingo Wakagi + Mike Ming「Let’s go for a drive – Shichirigahama」が開催される。
 
1990年代より2人が定期的に制作を続けてきた本作“Let’s go for a drive”は、若木信吾が撮った写真(印画紙)の上にマイク・ミンが直接ペインティングを施すという共作で、アメリカ縦断の旅を皮切りに、これまでに世界中の様々な場所で制作されてきた。2年ぶりの発表となる本展では、2023年に七里ヶ浜(神奈川)で撮影し制作した作品を展示、販売する。会期中にはNYよりマイク・ミンが来日しアーティスト・トークを予定している。

 

「1996年にこのコラボレーション・プロジェクトを始めてから来年で30年になろうとしている。住んでいる場所はニューヨークと東京、地球の反対側同士だけど、このプロジェクトは二人が同じ場所に一緒に訪れた時にしかやらないと決めている。ゴールは特に決めてないし、必要ないと思っている。ただ二人が会える機会がこれからも続いて、その記録を残していくことが出来れば最高だと思っている」  ──  若木信吾

 

「七里ヶ浜- ここは僕にとって非常に個人的な場所・主題 で、今でも初めて訪れた日を覚えている。それは1996年頃で原さん(トラウト・アートディレクター)を信吾と一緒に訪れた日だ。僕たちはサッカーをテレビ観戦し、泡盛を飲み、近所で原さんの犬の散歩をした。この時僕は知る由もないが、この後この地域を数えきれないほど訪れようになる。この日がその始まりだった。
江ノ島というと僕はいつも弁財天と五頭龍の神話を思い出す。それから醜い顔をした女性の幽霊がいて、男性を試し、醜いかどうかを尋ねて間違った答えをすると質問された人に恐怖を与えるという話も聞いた。
これは何を意味しているのか?どのような関連性があるのか?
今までの僕たちのコラボレーションでは初見で感じるインスピレーションを制作に使えたが、今回はそれができない。たくさんのアイデアと感情が溢れてきて、それを視覚的にどう処理したらいいのかよくわからない。
今回の作品は、遭遇するとは思っていなかった全く新しい道。こんなに思出深い場所をプロセスするのが難しく、自分自身を表現するための適切な視覚言語を持っていないと感じた。その代わりに、僕はただそれに取り組み始めた。ためらいながら、たくさん止まったり進んだりしながら。この混沌を皆さんに楽しんでほしい」  ──  マイク・ミン

 

  • ■展覧会情報
    Shingo Wakagi + Mike Ming「Let’s go for a drive – Shichirigahama」
    会期:2025年4月24日(木)~5月18日(日)
    時間:13:00〜19:00
    休廊日:月曜日
    会場:Roll
    住所:東京都新宿区揚場町2-12 セントラルコーポラス No.105

 

■アーティスト・トーク
《Vol.1》
日時:4月27日(日)16:00〜17:30(会場15:30〜16:00) ※完売(立ち見での受付可)
予約定員制:25名様(先着順・着席)
入場料:1,500円 + 1ドリンク制/500円
登壇:若木信吾(写真家)、マイク・ミン(アーティスト)
 
《Vol.2》
日時:5月10日(土)16:00〜17:30( 会場15:30〜16:00)
予約定員制:25名様(先着順・着席)
入場料:1,500円 + 1ドリンク制/500円
登壇:若木信吾(写真家)、Tvvins(アートディレクター)

※予約はメールか電話で受付(Mail: info@yf-vg.com / Tel: 080 4339 4949 受付: 営業時間内)
※メール件名に「Let’s go for a drive Talk Vol.(1 or 2)」と明記し、本文に名前・電話番号・人数を記載して送信。
※イベント当日にギャラリー受付にてお支払い(現金のみ)となる。

 

■プロフィール
若木信吾(わかぎ・しんご)
静岡県浜松市出身。ロチェスター工科大学写真学科卒業。活動の中心を広告、雑誌の写真やCMのカメラマンにおきながら、写真家としても作品を制作、発表し続けている。故郷、浜松の「BOOKS AND PRINTS」というアートブック書店のオーナーでもある。
 
マイク・ミン(Mike Ming)
本名:Michael Miyahira | マイケル 宮平
ニューヨーク出身
ロチェスター工科大学イラストレーション学科卒業。1997年東京パルコギャラリーで『Let’s go for a drive』展を開催以降、シンガポール、原宿、福岡でも個展を開催。ニューヨークのArt Collective “Barnstormers” の一員。また、日本では中目黒のオリジナルアートスペース「GAS-EXP」(後に「DYZ-EXP」に改名)の一員でもある。イラストレーションを中心に、様々な音楽会場でのライブペインティング他、楽しいプロジェクトにも参加。現在、スタジオで海、具象研究、神話上の獣、抽象的なパターンなどを描いている。
マイクの進んでいる道が何なのか、どこに向かっていているのか彼自身も定かではないが道は続く、彼はその道を辿る。
 
【関連リンク】
https://yf-vg.com/roll/shingo-mike.html

展覧会概要

出展者 若木信吾、マイク・ミン
会期 2025年4月24日(木)~5月18日(日)
会場名 Roll

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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