京都のOM Art×Musicで第3回 Photo Exhibition for Better 「写真の⼒で世界をよくする道しるべ」が開催される。
『Photo Exhibition for Better』とは、写真の力を通して、「地球環境や社会に対して、今より少しでもよい影響を与えるきっかけ」になる写真展を開催するシリーズだ。特定のテーマにとらわれず、ギャラリー冬⻘としてその時々に大切だと思う国内外の社会課題を取り上げ、本シリーズの会期中、展示している全ての作品を販売し、写真展売り上げの一部をその課題に関する活動へ寄付する。「写真の力を用いて世界をよくすること」をより広く知ってもらい、自分たちに何ができるのかを一緒に考え、作品を購入することで社会課題の支援へと繋がる展示となっている。
今回のグループ展では通常の展示に加え、『写真の力で世界をよくする方法』を3つのカテゴリーに分けた。3つのカテゴリーとは、テーマベース(作品のテーマ自体が社会問題を取り上げていること)、プロジェクトベース(社会問題に関するプロジェクトの活動をしている作家であること)、マテリアルベース(作品自体が地球環境に良い材料や方法を用いて制作されていること)とし、それぞれの作品を展示する。
- ■展覧会情報
第3回 Photo Exhibition for Better「写真の⼒で世界をよくする道しるべ」- 展示作家:パトリック・タベルナ、ジョンア・キム、公文健太郎、 コスタス・マロス、加納 満、竹谷 出
会期:2025年4⽉12⽇(⼟)〜5⽉11⽇(⽇)
時間:9:00〜16:00
休廊日:会期中無休
会場:OM Art×Music
住所:京都府京都市下京区東塩⼩路町735-3- 主催:ギャラリー冬⻘
- キュレーター:野口奈央(ギャラリー冬青)
■プロフィール
パトリック・タベルナ(Patrick Taberna)
1964年生まれ。ヨーロッパ、アジア、アメリカ合衆国などへの数多くの旅の経験を通じて写真との関わりを深める。1987年パリに本拠を構えて以来、Club des 30×40という写真家集団に在籍。1997年には、旅と写真のセンスを磨くために、10名に毎週一枚ずつ、1年間で37枚もの写真を郵送するという『⻄方渡航』という「郵便写真展」を企画。この写真展の宛先に、氏が敬愛するベルナール・プロス、ロバート・フランクといった大写真家を選んだため、後に彼らに会う機会を得、認められることとなった。数多くの個展、企画展をこなし、2006年、2007年、2011年とパリフォトに出展。国内外から高い評価を受けている。
https://www.patricktaberna.com/
ジョンア・キム(Jung A Kim)
1978年仁川生まれ。ベルリンとソウルを拠点に活動。2013年にベルリン芸術デザイン大学(BTK)で学び、2014年にソウルの中央大学で写真の学士号を取得。フィンランド・タンペレ市のCultural Affairs(2014年)、フランス・アルルのStudio Vortex by Antoine d’Agata(2015年)でアーティスト・イン・レジデンスを経験。ベルリンで開催された第6回ヨーロッパ写真月間ポートフォリオレビュー(2014年)で最優秀ポートフォリオ賞(First Prize)を受賞し、スイスのエリゼ美術館が選ぶ新進写真家50人(このプロジェクトの第3回目– reGeneration3、2015年)の一人に選出される。最近では、『Reminiscence. A Walk through the Other Side of my Mind』がケーラー社(ドイツ)から出版された。彼女の作品は、ドイツ、フィンランド、スイスなどでグループ展や個展を開催し、国際的に発表されている。2017年にはINTERNATIONAL DISCOV ERY VIの新進アーティストの一人としてヒューストン・フォトフェストにも出展。
http://www.jungakim.com/
公文健太郎(くもん・けんたろう)
1981年生まれ。ルポルタージュ、ポートレートを中心に雑誌、書籍、広告で幅広く活動。同時に国内外で「人の営みがつくる風景」をテーマに作品を制作。近年は日本全国の農風景を撮影した『耕す人』、川と人のつながりを考える『暦川』、半島を旅し日本の風土と暮らしを撮った『光の地形』などを発表。最新作は瀬戶内の島に起こる過疎化をテーマに写真集『眠る島』としてドイツのKehrer社から出版。
http://www.k-kumon.net
コスタス・マロス(Kostas Maros)
スイスのバーゼル大学で法律を学び、数年間弁護士として働く。その後、2013年に独学でフォトグラファーに転身。それ以来、スイス国内のみならず世界中で報道・企業・広告写真を手掛けている。商業写真と並行して、自身のアートプロジェクトにも取り組んでいる。
https://kostasmaros.com/de/works
加納 満(かのう・みつる)
1961年岡山市生まれ。天晶雅彦氏、奥宮誠次氏に師事。1985年加納満写真事務所設立、以後主に広告写真を生業とする。
竹谷 出(たけや・いずる)
1967年広島県生まれ。1989年に1年間アフリカを旅したのをきっかけに写真を撮り始める。その後京都や名古屋に在住、日本・中国・韓国を歩き撮影し、最近では古典写真技法用いた作品を制作し発表している。
http://www.takefoto.info/
【関連リンク】
https://om-kyoto.com/articles/art-001/
出展者 | パトリック・タベルナ、ジョンア・キム、公文健太郎、 コスタス・マロス、加納 満、竹谷 出 |
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会期 | 2025年4⽉12⽇(⼟)〜5⽉11⽇(⽇) |
会場名 | OM Art×Music |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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