ソニー、CineAltaラインアップとして、VENICEエクステンションシステム Mini「CBK-3621XS」を発売

ソニーは、CineAltaラインアップとして、VENICEエクステンションシステム Mini「CBK-3621XS」を2025年夏に発売する。価格はオープン価格。
 
本機はCineAltaカメラ 『VENICE 2』のカメラヘッド延長システムで、『VENICE 2』8Kと同等の8.6KフルサイズCMOSセンサーを内蔵しながらも、既存モデルに比べ約70%小型化している。
 
さらに、本機のカメラヘッドブロック（以下：ヘッド部）と『VENICE 2』を接続するケーブルは新開発の細くしなやかな脱着式ケーブルだ。これらの特長により、『VENICE 2』の映像品質を維持しながら手持ちでの撮影や小型ジンバルへの搭載、狭所設置の自由度を高めている。本機と『VENICE 2』を複数台使用することで、レンズの中心間距離を人の瞳孔間距離とほぼ等しくした高品質で自然な立体映像に加え、VFX背景などの空間コンテンツ制作が可能。
 
本機は既存モデルからの大幅な小型軽量化と新開発のケーブルによってCineAltaカメラ 『VENICE 2』の機動性と撮影自由度をさらに高め、シネマトグラファーが思い描く映像制作を可能にする。『VENICE 2』は、その映像品質や暗所撮影性能、カメラヘッド延長システムの存在などの特長によって世界中の撮影現場で活躍している。

■米国撮影監督協会（ASC）の撮影監督　クラウディオミランダ氏のコメント
VENICEエクステンションシステムMiniのサイズがとても気に入っています。レース中のフォーミュラ1のレーシングカーのように、どこにでも柔軟に設置できることは素晴らしいと思います。小型でありながら、CineAltaカメラ『VENICE 2』と変わらない高画質を実現し、さらに撮影の柔軟性を持てることが魅力です。

■主な特長
1. 内蔵の8.6 KフルサイズCMOSセンサーとドロップインNDフィルターによる高品質な撮影
本機のヘッド部には『VENICE 2』 8Kと同等の8.6KフルサイズCMOSセンサーを内蔵している。また、『VENICE 2』 6Kおよび『VENICE 2』 8Kの両モデルと互換性があり、『VENICE 2』 6Kのユーザーも本機を使用することで8Kでの撮影が可能。
同梱の9種類のNDフィルターはヘッド部に挿入する方式で、『VENICE 2』は本機に挿入したNDフィルターの濃度情報を自動で認識する。
 
2. 小型軽量なヘッド部と細くしなやかな脱着式ケーブルによる機動性
本機のヘッド部の外形寸法は63.9mm × 103.2mm × 60.2mm（幅 × 高さ × 奥行き）で、既存モデルと比べて約70%小型化した。ヘッド部の重量はEマウント時約0.54kg、PLマウントアダプター装着時約1.05kgだ。ヘッド部が小型軽量のため、手持ちでの撮影や小型ジンバルへの搭載、狭所への設置の自由度を高めている。
また、本機を2台隙間なく横に並べて設置したとき、センサー中心間の距離は約64mmで、人の瞳孔間距離とほぼ等しくなる。これによって、高品質で自然な立体映像の撮影が可能になる。
同梱の新開発の4.5mケーブルは直径が7.6mmで、既存モデルのケーブルの直径10.9mmに対して3.3mm細くかつしなやかで、ケーブル軽量化、取り回しの容易さを実現している。また、ヘッド部とケーブル部を脱着することが可能なため、既存モデルでは設置が難しかった狭所などに設置することができる。同梱される4.5mケーブルは別売の12mケーブル 『CBK-12C3621』に交換することも可能。
 
3. 変更可能なレンズマウントやネジ穴、アサイナブルボタンによる拡張性
本機は、豊富なラインアップをもつEマウントレンズに対応しているほか、同梱されているPLマウントアダプターを装着することでPLマウントレンズも使用可能。使用できるレンズの選択肢が広がり、撮影の自由度が向上する。
ヘッド部には合計15か所のネジ穴が設けられており、両サイドに各3か所、上面に2か所、底面に3か所、背面に4か所配置している。これらの豊富なネジ穴により、撮影環境に応じた柔軟なセッティングが可能。2か所のアサイナブルボタンは録画開始やFalse Colorの表示切替など、複数の機能を割り当てることが可能。
 

• ■製品情報
  「CBK-3621XS」
  発売日＝2025年夏
  価格＝オープン価格

 
【関連リンク】
https://www.sony.jp/ls-camera/products/CBK-3621XS/

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