東京工芸大学芸術学部写真学科・大和田良准教授のゼミ学生を中心とした10名と、スウェーデンの首都ストックホルムにある写真学校「Fotoskolan STHLM」の学生10名による共同写真展が開催される。
共同写真展は、2025年3月に東京工芸大学中野キャンパスとフジフイルムスクエア(六本木)の2会場で開催。いずれも入場は無料。展示は2会場別のテーマで行われ、中野キャンパスの展示では、作品テーマを「自由」とし、本学学生とFotoskolan STHLMの学生が、それぞれのライフワークや集大成となる作品を展示する。フジフイルムスクエア内、富士フイルムフォトサロン東京スペース3での展示では、作品テーマを「デザイン」とし、両国の学生が「デザイン」を幅広く捉え、それぞれが考える「デザイン」を表現した作品を展示する。2つの会場の展示空間は、両国の学生たちが12月に実際に会場を訪れて、展示作品やレイアウトを検討し合い設計した。
本写真展は、日本とスウェーデンそれぞれの国の学生たちが今なぜ写真を学ぶのか、また、これからの写真制作にどのような希望を抱いているのかを調査しながら、学生たちが持つ新たな視点と両国の文化的観点から共通性と違いを探り、今後の写真教育に役立てることを目的に実施された、大和田良准教授の教育研究プロジェクトでもある。また、両国学生の国際文化交流を促し、他文化の価値観のなかで、より発展的な写真作品の制作を模索することで普段の制作では得られない、新たな知見と経験を学ぶ機会にもなっている。
大和田准教授は「富士フイルムフォトサロン東京スペース3」で開催される写真展では、互いの国の「デザイン」を意識して制作された写真作品を展開する。また、本学メディアラウンジ及び校内壁面を用いた写真展では、それぞれの卒業制作やライフワークを中心にして、展示に合わせて来日するスウェーデンの学生たちと共に展示を構成する。日本の学生だけでなく、スウェーデンの学生たちの作品も通した、「今」の写真表現が見られる貴重な機会となるはずです」と話す。
■東京工芸大学芸術学部写真学科 参加者一覧
石塚晃、佐藤風歌、高橋桃夏、茶木原朋音、森下葵衣、荻野祥英、島田颯之介、佐々木杏葉、 町田海(本学研究生)、高田有輝(本学助手)
■Fotoskolan STHLM 参加者一覧
Aaron Vargas, Tobias Engström, Noomi Söderström, Karin Hellqvist, Billie Perfors, Jesper Yu, Hanna Malmqvist, Oskar Sjöström, Mario Alexander Cabrera Dalla Torre, Helen Borg, Amelie Karlsbro
- ■写真展概要
「Each Perspective: STOCKHOLM - TOKYO」
会期:2025年3月6日(木)〜3月17日(月)
休廊日:日曜日
会場:東京工芸大学中野キャンパス1号館、2号館 メディアラウンジ(入場無料)
協賛:富士フイルムイメージングシステムズ株式会社- 「PHOTOGRAPHY / DESIGN : STOCKHOLM - TOKYO」
会期:2025年3月7日(金)〜3月27日(木)
会場:フジフイルム スクエア内、富士フイルムフォトサロン 東京 スペース3(入場無料)
時間:10:00〜19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで)
休廊日:会期中無休
協賛:富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
■ギャラリートーク
会期:2025年3月10日(月)17:00から(30〜40分間)
会場:フジフイルム スクエア内、富士フイルムフォトサロン 東京写真展会場内
講師:東京工芸大学出展者
参加費用:参加無料/予約不要
【関連リンク】
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/250307_03.html
会期 | 2025年3月7日(金)〜3月27日(木) |
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会場名 | フジフイルム スクエア |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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