top プロダクツデジタルカメラライカ、2400万画素の撮像素子・高速オートフォーカス、さらに進化した動画撮影機能を特長とするフルサイズミラーレスシステムカメラ「ライカSL3-S」発売

ライカ、2400万画素の撮像素子・高速オートフォーカス、さらに進化した動画撮影機能を特長とするフルサイズミラーレスシステムカメラ「ライカSL3-S」発売

2025/01/22

ライカから、2400万画素の撮像素子・高速オートフォーカス、さらに進化した動画撮影機能を特長とするフルサイズミラーレスシステムカメラ「ライカSL3-S」が2025年1月25日に発売する。販売価格は913,000円(税込)。
 

  • 無限の創造性
    「ライカSL3-S」は、これまでにない高速処理、ライカ独自のデザイン性と機能性を兼ね備えたスタイルで、制作現場におけるプロフェッショナルの厳しい要望にもしっかりと応える。高速・高精度のオートフォーカス、プロセッサー「LEICA MAESTRO IV(ライカ・マエストロ・フォー)」、直感的な操作性など、今日のニーズに応える仕様が整っている。ライカならではの卓越したイメージクオリティに加え、6Kオープンゲートでの撮影やさらに充実した動画機能も搭載。「ライカSL3-S」は、創造性を体現する逸品だ。
     
    スピードを追求
    瞬間を捉えることの重要性に応える「ライカSL3-S」は、オートフォーカス、直感的な操作性、データ転送のいずれにおいても素早いハンドリングを実現。決定的瞬間を逃さない。
     
    より高速で精密なオートフォーカス
    フルオートフォーカスで最大30コマ/秒の連続撮影を実現する「ライカSL3-S」は、これまでにない高速性を誇るとともに、最先端のアルゴリズムを採用した位相差検出、物体認識、コントラスト検出によって、被写体を確実に捉える。
     
    柔軟な操作性
    写真撮影と動画撮影のモードはメニュー構成を独立させることで迷うことなく、スムーズかつ直感的な切り替えを実現。カスタマイズ可能なユーザーインターフェースと豊富な接続オプションは、高度な撮影ニーズにも柔軟に応える。また、BluetoothとWi-Fiでライカ専用アプリ「Leica FOTOS」に接続が可能。安定した高速転送でクリエイティブなワークフローをフルサポートする。
     
    手ブレ補正機能付きセンサー
    中核をなすのは、2400万画素の解像度と低照度での性能を誇る裏面照射型(BSI)CMOSフルフレームセンサー。プロセッサー「LEICA MAESTRO IV(ライカ・マエストロ・フォー)」は、膨大なデータ処理と効率的な手ブレ補正を実現します。また、2400万画素はすべての写真モードで、さらに4800万画素および9600万画素相当での撮影が可能なマルチショットモードで、低ノイズ性能や高水準の色再現性、ハイダイナミックレンジで確実に画像データを処理。動画撮影では、高速データ転送が可能なCFexpress Type Bメモリーカードや高効率な各種ビデオコーデックで最大6Kでの撮影が可能。世界のプロフェッショナルたちから高く評価されるL-Log色域での撮影も実現した。
     
    ライカが誇るハイブリッドカメラ
    「ライカSL3-S」は動画制作のシーンで真価を発揮する──RAWフォーマットでの6K録画(HDMI使用)も容易に実現。動画・写真撮影のいずれにおいても説得力のある描写とディテールで、妥協のない高品質な制作をサポート。描写と同様に重要な構図に関しては、従来のアスペクト比16:9に代わるアスペクト比3:2のオープンゲート撮影でセンサー面積をフルに活用。これにより、編集時の自由度が大幅に向上し、フォーマットの変更後もクリアで高品質な仕上がりを保つことができる。
     
    ライカならではの使い心地
    実際に手にすることで体感できる、バランスのとれた人間工学に基づくデザインと確かなクオリティ。洗練された光学システムと576万画素の高解像度を誇るファインダーを覗けば、被写体が驚くほど鮮明に映し出され、完璧な構図へと導かれる。
     
    洗練されたメニュー構成
    「ライカSL3-S」では、カメラの向きに応じて縦横表示が自動で切り替わるメニューシステムを採用。さらに動画・写真撮影モードを色別で視認でき、あらゆる撮影状況下で迷うことなく操作が可能。加えて、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)のカスタマイズ機能も備えており、細部まで個々の撮影スタイルやワークフローに合わせてカメラの設定を最適化することができる。
     
    デジタルワークフロー
    「ライカSL3-S」の高性能な接続性は、1ランク上のワークフローをサポート。MIMO技術を採用したBluetoothとWi-Fi接続により、ライカ専用アプリ「Leica FOTOS」との安定した高速接続を確立。
    これにより、DNG画像や動画を数秒で転送し、モバイルデバイスからカメラを制御、ファームウェアも更新することができる。また、ライカ特有の描写を再現するプリセット「Leica Looks」を直接JPG画像で使用することが可能。2025年には、さらに特別なアップデートとして「ライカSL3-S」に「Camera to Cloud」テクノロジーが統合される予定。クラウド型動画編集サービス「Frame.io」を介してカメラからクラウドへの直接アップロードが可能になることで、撮影現場から直接データを共有し、調整や追加編集を迅速かつ安全に行うことができるようになる。
     
    接続性
    「ライカSL3-S」は、あらゆる撮影環境へ柔軟に対応できる豊富なインターフェースを完備。CFexpress Type BカードとSDメモリーカード(UHS-II)用のスロット、HDMI Type A、画像と音声の同期用タイムコード、USB-Cなど、多様なインターフェースを搭載。外付け記録用デバイス、マイク、ハードドライブ、Apple社の認定アクセサリとしてiPhone®やiPad®にも接続が可能。加えて、Capture Oneを使ったテザー撮影にも対応。プロフェッショナルな撮影現場での効率性を飛躍的に向上させ、ワークフローをシームレスにサポートする。
     
    ライカコンテンツクレデンシャル
    コンテンツ認証イニシアチブ(CAI)のパートナーであるライカは、価値ある作品・コンテンツを画期的なテクノロジーで保護している。「ライカSL3-S」は、コンテンツクレデンシャル機能を搭載したライカSLシステム初の機種。画像の改ざんを防ぐため、必要に応じてカメラモデルや撮影、編集情報といったコンテンツ固有の情報を暗号署名とともに記録する。画像とそのコンテンツクレデンシャル情報の概要は、無償で利用可能な認証ツール(verify.contentauthenticity.org)でいつでも確認することができる。クリエイティブな作品を尊重する敬意の証だ。

 

  • ■仕様
    マウント形式:ライカLマウント(電子接点装備)
    センサーサイズ:CMOSイメージセンサー、2530万画素/2460万画素(総画素数/有効画素数)
    画像処理エンジン:
    オートフォーカス:撮像エリアに像面位相差AFセンサーを配置した像面位相差検出方式、コントラスト検出方式、深度マップ測定を組み合わせたハイブリッドAF
    AFモード:インテリジェントAF(状況の変化に合わせて自動的に再フォーカス)、AFs、AFc、タッチAF(設定時)、AF設定の保存可
    ISO感度:
    └オートISO:静止画 ISO 100–ISO 200000
    └オートISO: 動画 ISO 100–ISO 200000
    └オートISO: L-Log ISO 400–ISO 100000
    └オートISO: HLG ISO 400–ISO 200000
    └マニュアル: 静止画 ISO 50–ISO 200000
    └マニュアル: 動画 ISO 50–ISO 200000
    └マニュアル: L-Log ISO 400–ISO 100000
    └マニュアル: HLG ISO 400–ISO 200000
    シャッタースピード:
    └フォーカルプレーンシャッター:30分~1/8000秒
    └電子シャッター:60秒 ~ 1/16000秒
    └フラッシュ同調速度:up to 1/200秒
    連続撮影:
    └2 fps, 14 bit, AF, メカニカルシャッターまたは電子シャッター, AFc(AFsまたはインテリジェントAF設定時同様)
    └5 fps, 14 bit, AF, メカニカルシャッターまたは電子シャッター, AFc(AFsまたはインテリジェントAF設定時同様)
    └7 fps, 12 bit, AF, メカニカルシャッターまたは電子シャッター, AFc(AFsまたはインテリジェントAF設定時同様)
    └15 fps, 12 bit, AF,電子シャッター, Afc(AFsまたはインテリジェントAF設定時同様)
    └30 fps, 12 bit, AF, 電子シャッター, AFc(AFsまたはインテリジェントAF設定時同様)
    電子ビューファインダー:
    解像度:576万ドット、60fpsまたは120fps、倍率:0.76倍(アスペクト比:3:2の場合)、0.78倍(アスペクト比:4:3の場合)、視野率:100%、射出瞳:21mm、–4 dpt~+2 dptの範囲内で調整可能、ビューファインダーとモニターを自動的に切り換えるアイセンサー付(タイムラグ 約0.005秒)
    モニター:3.2型(バックライトLED)、指紋防止/傷防止加工、233万2800ドット、縦横比 3:2、タッチパネル
    大きさ:141.2×108.0×84.6 mm
    重さ:約768g(バッテリー、SDカード、ボディキャップを含まず)

 

■製品情報
「ライカSL3-S」
発売日=2025年1月25日
販売価格=913,000円(税込)
 
【関連リンク】
https://leica-camera.com/ja-JP/photography/cameras/sl/sl3-s-black

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