2022年6月2日(木)から6月19日(日)まで、岡田将写真展「Microplastics」をコミュニケーションギャラリーふげん社で開催する。また、本展にあわせて初の写真集『The Microplastic Book』(私家版)も出版する。
岡田将(おかだ・すすむ)は、1984年東京都出身の写真家。2005年日本写真芸術専門学校研究科を修了後、フリーランスの写真家として活動している。2018年には、日本最大級の公募写真展「キヤノン写真新世紀」にて、サンフランシスコ近代美術館写真部門の名誉キュレーター、サンドラ・フィリップスの選出で優秀賞を受賞している。
本展は、新作シリーズ〈Microplastics〉を約40点展示する。前作〈無価値の価値〉は、路傍の砂を顕微鏡でピントを少しずつ変えながら撮影し、数百枚のデータを合成して一枚の明瞭な画像を作り出す深度合成という手法を用いて制作されたものだ。その後、環境問題に興味を抱き、直径1ミリ程度のマイクロプラスチックを撮影した続編として本シリーズの制作を始めた。
海洋に流出したプラスチックゴミが海流や紫外線の影響によって微細に砕けたマイクロプラスチックは、近年環境問題の中でも特に問題視されている。顕微鏡撮影・深度合成によって拡大されたマイクロプラスチックは、“生分解されない微細なゴミ”という厄介な存在を可視化するだけにとどまらず、まるで宝石のような、あるいは生物を思わせるとても豊かで美しい姿をわたしたちに見せてくれる。環境問題を現代美術の視点から解釈した世界観を堪能してほしい。
- 【写真展概要】
会期:2022年6月2日(木)〜6月19日(日)
主催・会場:コミュニケーションギャラリーふげん社
住所:〒153-0064 東京都目黒区下目黒5-3-12
TEL: 03-6264-3665
Mail:info@fugensha.jp
キュレーション:打林俊(写真評論家・雑誌『写真』エディトリアル・ディレクター)
協力:株式会社カラーサイエンスラボ
【イベント】
6月11日(土)14:00〜
ギャラリートーク 岡田将×打林俊×橋詰冬樹
参加費1000円(会場観覧・オンライン配信)
写真集『The Microplastic Book』の編集を担当した打林さん、デザインを担当した橋詰さんをゲストにお招きします。
チケットはオンラインストアからご購入ください。https://fugensha-shop.stores.jp/
※アーカイブ視聴可能期間は2022年7月10日(日)まで
【関連リンク】
https://fugensha.jp/events/220602okada/
出展者 | 岡田 将 |
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会期 | 2022年6月2日(木)〜6月19日(日) |
会場名 | コミュニケーションギャラリーふげん社 |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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