2022年5月14日から、The Third Gallery Ayaで川田喜久治展「地図」が開催される。
1933年生まれの川田は、敗戦の記憶を作品化した写真集『地図』(美術出版刊)を1965年に発表し、写真界に鮮烈なデビューを飾った。
奈良原一高、東松照明、細江英公、佐藤明、丹野章らと結成した写真エージェンシー「VIVO」(1959–61)のメンバーでもあり、現在も第一線で活躍を続ける日本を代表する写真家である。
今回は、1970年代のゼラチンシルバープリントから近年発表しているデジタルのプリントまでを展示する。写真集『地図』は2005年に月曜社とNazraeli Press(アメリカ)から、新装本として2014年にはアキオナガサワパブリッシングより復刻版が出版されている。
昨年にはMACK(イギリス)、New York Public Library(アメリカ)から、川田の手製であり『地図』の構想模型(マケット)の復元である『川田喜久治 地図 マケット版』が発売された。初版本からマケット版までの全ての写真集もあわせて見られるとのことだ。
- 【川田喜久治展「地図」】
- 2022年5月14日(土)〜6月18 日(土)
水曜-金曜 12:00–19:00 土曜 12:00–17:00 火曜 by Appointment only
協力:PGI
【オンライントークイベント】
川田喜久治 × 石内都
日時:2022年6月5日(日)15:00–16:00
会場:YouTube配信
参加費:1,500円
申込先:event@thethirdgalleryaya.com / 06-6445-3557
※お申し込み後に詳細をご案内いたします
- 【ギャラリーの案内】
- 住所:大阪市西区江戸堀1-8-24若狭ビル2F
TEL/FAX:06-6445-3557
休廊中もメールでお問合せ頂けます。
Contact:info@thethirdgalleryaya.com
休廊日 日・月曜日
開廊時間 水-金 / 12:00–19:00
土 / 12:00–17:00
火 / アポイントメントオンリー(火はinfo@thethirdgalleryaya.comへ前日12:00までに予約をお願い致します)
【写真家プロフィール】
川田 喜久治(かわだ きくじ)
1933年、茨城県に生まれる。
1955年立教大学経済学部卒業。
『週刊新潮』の創刊 (1956年)より、グラビア等の撮影を担当。1959年よりフリーランス。
「VIVO」設立同人 (1959〜61年)。
主な個展に「ゼノン ラスト・コスモロジー」フォト・ギャラリー・インターナショナル [以下PGI] (東京 1996年)、「カー・マニアック」PGI (東京 1998年)、「ユリイカ 全都市」PGI (東京 2001年)、「川田喜久治展 世界劇場」東京都写真美術館 (東京2003年)、「地図」PGI (東京 2004年)、「川田喜久治写真展 Eureka 全都市 Multigraph」東京工芸大学写大ギャラリー (東京2005年)、「見えない都市」PGI (東京 2006年)、「川田喜久治展 ATLAS 1998-2006 全都市」エプサイト (東京 2006年)、「遠い場所の記憶:メモワール 1951-1966」PGI (東京 2008年)、「ワールズ・エンド World’s End 2008〜2010」PGI (東京 2010年)、「日光-寓話 Nikko-A Parable」PGI (東京 2011年)、「2011-phenomena」PGI (東京 2012年)、「The Last Cosmology」Michael Hoppen Gallery (ロンドン 2014年)、「The Last Cosmology」L. PARKER STEPHENSON PHOTOGRAPHS (ニューヨーク 2014年)、「Last Things」PGI (東京 2016年)、「ロス・カプリチョス –インスタグラフィ- 2017」PGI (東京 2018年)、「百幻影 – 100 Illusions」キヤノンギャラリーS (東京 2018年)、「影のなかの陰」PGI (東京 2019年)、「『赤と黒』Le Rouge et le Noir」リコーイメージングスクエア東京 (東京 2020年)がある。グループ展多数。
作品は東京国立近代美術館、東京都写真美術館、ニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、テート・モダン、ボストン美術館などにコレクションされている。
【関連リンク】
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