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リコーイメージング、高い防水・防塵・耐衝撃、耐薬品性能を備えた現場対応用デジタルカメラ 「RICOH G900 II」「RICOH G900 II 安心保証モデル」を新発売

2024/08/27

リコーイメージング株式会社は、雨や粉塵など建築や災害、医療などでの過酷な現場に必要な防水・防塵・耐衝撃・耐薬品性に対応し、「一般社団法人施工管理ソフトウェア産業協会 (J-COMSIA)」が提唱するデジタル小黒板連携機能・信憑性確認(改ざん検知機能)に準拠したコンパクトデジタルカメラ「RICOH G900 II」を発売する。
 
「RICOH G900 II」は、好評を得ている「RICOH G900」(2019年5月発売)の後継機だ。定評あるタフ性能や軍手をしたままでも操作しやすいボタン配置や指掛かりのしやすいグリップ形状、たすき掛けにも対応した2点吊り可能な幅広のネックストラップ等を継承し、工事写真撮影での高い操作性を実現している。加えて、PCに接続して高画質なWebカメラ機能も備えており、Web会議中に内蔵する大光量可変リングライトと最短1cmの近接撮影機能により、手元のごく小さな部品等も明るく照らしながら拡大撮影し、オンライン上で説明、表示することも可能。
 
「一般社団法人施工管理ソフトウェア産業協会 (J-COMSIA)」が提唱するデジタル小黒板情報連携機能・信憑性確認(改ざん検知機能)は、現場で工事写真の撮影時に、工事名・工種・略図等をチョークで記入した黒板を同時に撮影していた業務を電子化することで、作業効率の向上と工事写真の改ざん防止を確認するものだ。「RICOH G900 II」はこの機能に準拠、従来の黒板を用いた撮影方法と比較して、事前準備、工事写真撮影工程、工事写真管理工程で作業効率を大きく向上することができる。
 
「RICOH G900 II」は、土木や建築現場、災害現場などでの屋外業務だけでなく、従来機種で好評だった操作制限が行えるカメラロック機能を継承することで、高いセキュリティ管理が求められる現場での撮影や、機材の洗浄・消毒を必要とする医療機関や生産現場など、幅広い業種で活用できる。
 
併せて通常1年の保証を3年に延長した3年間無償保証と、万一の事故でも安心の修理対応(1回あたり3,000円)、さらに修理期間中の代替機サービスを受けることができる「RICOH G900 II 安心保証モデル」を発売し、主にリコーのOA機器販売ルートを通じて販売する。
 

  • ■主な特長
    1.過酷な現場での使用に対応するタフネス設計
    ・気密性の高いボディ構造を採用し、水深20mで連続2時間の水中使用に耐える高い防水性能(JIS保護等級8級、IPX8相当)を実現。
    ・レンズ前面に強化保護ガラス、要所にプロテクターを装備。過酷な現場環境下での本格使用に耐える2.1mからの耐落下衝撃性能やホコリに強い防塵性能(JIS保護等級6級、IP6X準拠)、マイナス10℃でも動作が可能な耐寒構造、100kgf(重量キログラム)までの重さに耐える耐荷重構造なども備えたタフネスモデルに仕上がっている。
    ・エタノールや食品添加殺菌剤として認可されている次亜塩素酸ナトリウム、二酸化塩素水などの消毒に耐える耐薬品性も備えた業務用デジタルカメラ。
     
    2.高画質画像
    高感度、低ノイズ特性に優れ、画像信号の高速な読み出しが可能な裏面照射型のCMOSイメージセンサーと高性能画像処理エンジンの採用により、最高ISO感度25600(個別感度設定時)の高感度性能と有効約2000万画素の高精細画像を実現。
     
    3.「一般社団法人施工管理ソフトウェア産業協会(J-COMSIA)」が提唱するデジタル小黒板情報連携機能・信憑性確認(改ざん検知機能)に準拠
    ・国土交通省の直轄工事や多くの自治体でタブレットやスマートフォンを用いた電子小黒板の運用が始まっている。この機能に準拠することで、高所や足場の悪い現場、暗所等のタブレットやスマートフォンでは撮影が困難な現場での撮影も容易。
    ・PCアプリで制作した黒板テンプレートにカメラメモ情報(テキスト・画像)を紐づけし電子小黒板を生成。電子小黒板の大きさと位置は組み込みサイズ(大中小)と位置(上下左右)が選択可能。
     
    4.撮影後のデータ管理を大幅に軽減する"カメラメモ機能"
    ・あらかじめカメラやPC上で作成した情報や音声をメモとして、最大100項目、1項目につき最大半角128文字、音声最大30秒まで画像に付加できるカメラメモ機能を搭載。最大999までのメモ内容から選択しカメラメモに対応した図面などの参照画像をカメラ内で閲覧することも可能。
    ・バーコード読み取り機能の併用で、任意のバーコード情報をカメラメモ情報に簡単に付加できる。
    ・カメラ内に内蔵しているPC用アプリケーションソフト「EX2」を利用すれば、カメラメモ情報からフォルダ分類やファイル名称の変更をすることができ、撮影後の処理を大幅に改善できる。合わせて、任意のフォーマットのXMLの出力が可能で、データベースとの連携を容易にする。
     
    5.高画質・高精細な映像配信が可能なWebカメラ機能
    UVCモードに切り替えて付属のUSBケーブルをパソコンにつなぐだけの簡単な操作で、Full HD、30fpsの高画質Webカメラとしての利用が可能。最短約1cmまで近づいて撮影できる近接撮影や、内蔵するリングライトを組み合わせることもでき、通常パソコンに内蔵されているカメラでは難しい多彩な映像表現で、ビジネスやプライベートでのオンライン上のコミュニケーション強化に役立つ。
     
    6.屋外での視認性に優れた液晶モニター
    ・3.0型(3:2)、約104万ドットの大型で高精細な液晶モニターを搭載。外光の反射を抑えて映り込みを軽減するAR(Anti-Reflection)コートをカバー部に施すことで、日差しの強い屋外でも明るく見やすくなっている。また、使用環境に応じて最も見やすい明るさに簡単に調整できる"アウトドアモニター"機能を採用し、さらに快適な視認性を実現。
     
    7.カメラロック機能を搭載
    ・「カメラ動作」「メニュー選択」「内蔵メモリー再生」「USB接続」などの項目から、複数選んでロックをかけることで、カメラの操作制限が行える。ロック状態はソフトキーボードもしくはバーコードでのパスワード入力で解除できる。
    ・カメラの管理者と使用者がそれぞれ操作制限を加えたい項目に対し、パスワードを設定することができる。例えば管理者は、「メニュー選択」にパスワードをかけることで、現場で使用する機能を制限することができるため、カメラの設定が現場で誤って変更されることがなくなる。さらに、作業者は「カメラ動作」にパスワードをかけて第三者のカメラ使用を不可能とするなど、きめ細かなセキュリティ管理が可能になる。
    ・SDHCタイプとSDXCタイプのSDカードにパスワード設定が行なえる。万一、SDカードを紛失または盗難にあった場合などでも画像の流出を防ぐことができる。
     
    8.多様な現場に応える多彩な機能
    ・「建設CALS/EC(公共事業支援統合情報システム)」における「国土交通省デジタル写真情報管理基準」の指標に準拠した"CALSモード"をカメラ上部のダイヤルに搭載。電子納品時の各自治体指定画質に即座に切り替えることができる。
    ・撮影した画像への位置情報記録や移動中の測位ログデータの記録、自動時刻合わせなどが可能なGPSモジュールを内蔵している。ワンタッチでGPS機能を起動でき、米国のGPSに加えて「GLONASS」の受信も可能にしている。また、任意のGPSデータを保持できるGPSロック機能により、建物内での撮影等でも、事前に取得した位置情報を添付して撮影することも可能。撮影画像の右下には、GPS情報や電子コンパスによる撮影方位情報、協定世界時 を映しこむことも可能。
    ・レンズの周りに近距離用のLED補助光を6灯配置している。接写撮影、近距離撮影時に、より高速なシャッタースピードで手ぶれや被写体ぶれを抑えて撮影できる。さらに、LEDの光量調節だけでなく、上下左右の各方向のみの点灯設定が可能なので、被写体のわずかな凹凸などを強調した、立体的なライティングを可能にしている。微小な部品や傷、ひび等の撮影に便利。
    ・バーコード読み取り時には、6灯のリングライトが点灯することで暗所での読取りを容易にする。
    ・"すかし機能"を搭載。過去に撮影した任意の画像などをテンプレートとしてモニター上で参照することで、同一構図での撮影を容易にできる。原画の透かし度も20%/40%/60%/80%と選択が可能。撮影後に画像モニター上で以前の画像と今回の画像を並べて確認することもできる。同一アングルで、経時変化を確認できるので、例えば、建築現場での施工前後の比較などで役立つ。
    ・"画像クリップ"を搭載。例えば、現場全体の画像に計測値の画像を子画像としてクリップして1つの画像ファイルとして記録。画像ファイルは1つでありながら、2つの画像を関連づけてPC上で確認することが可能。現場全体画像に黒板を撮影した画像を子画像として組み込んだ画像の生成も可能。組み込みサイズ(大中小)と位置(上下左右)は選択することができる。
    ・アウトラインフォンを採用したことで、電子黒板等の画像合成時に最適サイズで滑らかな書体で印字できる。
    ・画像領域6.5GBの内蔵メモリーを搭載。最大画像サイズでも856枚撮影することが可能で、SDカードを忘れたり、容量がいっぱいになっても安心して撮影が続けられる。また、SDカードを使わない運用をすることで、SDカード紛失による画像流失リスクを軽減することもできる。
    ・3840×2160ピクセル、30fps(フレーム/秒)、記録形式にはH.264の"4K動画"に対応。例えば、広範囲の現場全体や位置関係を把握するための動画撮影も鮮明に記録することができる。また、電子手ぶれ補正機能の"Movie SR"、"Movie SR+" により、ドローンに搭載しても振動によるぶれを抑えた動画を記録することができる。
    ・"電子水準器"を搭載。 構造物の撮影や内装の撮影などで的確な水平出しやカメラの前後方向の傾きを確認することができる。足元が安定せず水平を保った写真が撮影しにくい現場で目安として使用すると便利。
    ・ワイドコンバージョンレンズ「DW-5(発売中)」に対応。装着すると22mm相当(35ミリ判換算値)の焦点距離になる。
    ・防水リモートコントロール「O-RC1(発売中)」に対応。水に濡れても安心の日常生活防水タイプのリモコンでズーム操作も可能。カメラ前後方向からの操作が可能。

 

  • ■仕様
    レンズ:RICOHレンズ 9群11枚(非球面レンズ5枚使用)
    焦点距離:5~25mm
    開放絞り:F3.5(W)~F5.5(T)
    有効画素数:約2000万画素
    撮像素子:1/2.3型 CMOS 
    光学ズーム:5倍
    デジタルズーム倍率:約8.1倍
    手ぶれ軽減
    └静止画:電子式手ぶれ補正 高感度によるぶれ軽減(高感度モード)
    └動画:電子式 (Movie SR、Movie SR+)
    フォーカス
    └AF方式:9点マルチ/スポット/自動追尾
    └撮影距離範囲:標準:0.5m~∞ (ズーム全域)
    画像モニター:
    └形式:3.0型 約104万ドットLCD、ARコート(カバーのみ)
    └調整:明るさ、アウトドアモニター:±2ステップ
    大きさ:118.2(幅)×65.5(高)×33.1(厚)mm (操作部材、突起部を除く)
    重さ:約242g(電池、SDメモリーカード含む)、約215g(本体のみ)

 

■製品情報
「RICOH G900 II」「RICOH G900 II 安心保証モデル」
発売日=2024年8月30日
価格=
G900Ⅱ:128,000円(税別)
G900Ⅱ安心保証モデル:139,000円(税別)
 
【関連リンク】
https://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_info/2024/20240808_040210.html

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