キヤノンから、手軽に高画質な3D VR映像撮影を実現する、APS-Cサイズカメラ用3D VRレンズ「RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE」が2024年6月28日に発売。キヤノンオンラインショップ価格は192,500円(税込)。
キヤノンの「EOS VR SYSTEM」は、高画質な映像と効率的なワークフローを実現する3D VR(Virtual Reality:仮想現実)映像撮影システムとして、2021年の立ち上げ以来、本格的な3D VR映像撮影をサポートしてきた。“RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE”は、初めて3D VR映像撮影に挑戦するユーザーのニーズに対応し、手軽で高画質な3D VR映像撮影を実現するRFレンズだ。キヤノンは「EOS VR SYSTEM」を強化することで、幅広い3D VR映像撮影のニーズに応えていく。
- ■おもな特長
APS-Cサイズカメラに適したレンズ光学設計により画面全体での高画質を実現
高画質な3D VR映像撮影を可能とするために最適なレンズ光学設計を採用し、「UDレンズ」2枚を含む8群11枚のレンズを効果的に配置することで、画面全体で高画質を実現している。さらに、特殊コーティング技術「ASC(Air Sphere Coating)」を採用することにより、曲率の大きなレンズで発生しやすいフレアやゴーストの低減にも貢献している。
携帯性に優れた小型・軽量設計とAF機構の搭載などによる快適な操作性
APS-Cサイズカメラ用とすることで全長約54.6mm、質量約290gの小型・軽量設計と優れた機動性を実現している。3D VR映像撮影が可能なRFレンズとして初めてステッピングモーター(STM)で駆動する二眼連動のAF機構を搭載し、一般的なRFレンズと同様の操作感で、高速・高精度なAFを利用することができる。さらに、撮影画角を144°とすることで、三脚などの映り込みを避けながら快適な撮影を実現している。
「EOS VR SYSTEM」専用アプリケーションとの組み合わせにより簡単にVR映像への変換や編集が可能
「EOS VR SYSTEM」用のPCアプリ「EOS VR Utility」や、「Adobe Premiere Pro」(別売)専用プラグイン「EOS VR Plugin for Adobe Premiere Pro」では、撮影した144°分の撮影データから140°の撮影データを切り出し、VRフォーマットに変換することが可能。また、アプリケーション内の「手ブレ補正機能」を活用し、撮影後に微細な手ブレを補正することで、安定した3D VR映像を楽しむことができる。
■仕様
画角(水平・垂直・対角線):144°00’・ 144°00’・ 144°00’
レンズ構成:8群11枚
絞り羽根枚数:7枚
最小絞り:16
最短撮影距離:0.2m
最大撮影倍率:0.03倍
フィルター径:Φ30.5mm(後部にゼラチンフィルターを装着可能)
最大径×長さ:約112(幅)×54.6mm
質量:約290g(リアフィルターホルダーを含まず)
対象機種:EOS R7(最新のファームウエアにアップデートが必要)
■製品情報
「RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE」
発売日=2024年6月28日発売予定
価格=オープン
キヤノンオンラインショップ価格=192,500円(税込)
【関連リンク】
https://personal.canon.jp/product/camera/rf/rf-s39-f35-dfe
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