シグマは「SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary」にRFマウントの追加を発表。2024年秋以降発売予定。
- ■主な特徴
- ミラーレスカメラのための新しい「レンズ・システム」として
SIGMAはこれまで、明るい単焦点レンズを広角から望遠までラインナップすることに注力してきた。ミラーレスカメラ用の交換レンズにおいては、日常でも使いやすい軽量・コンパクトなパッケージを採用するというコンセプトのもと、撮影の基本構成を成す焦点距離で構成してきた。
2016年に発売した30mm F1.4 DC DN | Contemporaryは、F1.4の明るさを実現しながら高い光学性能を発揮するミラーレスカメラ用の新しい単焦点レンズシリーズの第一弾としてリリース。Contemporaryラインの大口径F1.4のレンズとして製品化するため、最新の光学設計、最適な素材選択、動画への対応、カメラ内収差補正機能への完全対応など、あらゆる点で挑戦を行い、高画質を最優先にしながらも小型化と快適な操作性を共に実現した。
この16mm F1.4 DC DN | Contemporaryも、30mm F1.4 DC DN | Contemporaryと同様に最新の設計技術を駆使し、カメラ内収差補正機能にも完全対応、F1.4の明るさと高い光学性能を実現している。
最新の技術を全投入、高いパフォーマンスのContemporaryライン
SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary は、ショートフランジバックを採⽤した⼩型軽量なカメラボディで使⽤する際のバランスを考えてコンパクト化を実現。動画撮影でも快適なAFを実現するためにフォーカス群の設計を考慮するなど、⾼画質を最優先にしながらも⼩型化と快適な操作性を共に実現した。歪曲収差はデジタル補正を採⽤するなど、最先端のテクノロジーを投⼊している。
ステッピングモーターの採用により、静粛性に優れ、動画撮影でも快適なAFを実現
動画AFに対応する光学設計とステッピングモーターの採用により、オートフォーカスによる自然なフォーカスワークを可能にする。ソニーEマウントではファストハイブリッドAFにも対応し、高速なAFを実現している。カメラの顔認識AF機能を使えば、撮影中に被写体が動いても顔にピントを合わせ続けることができる。- コンパクトネスと光学性能を⾼いレベルで両⽴
- ミラーレスカメラに最適化したレンズタイプに、⾮球⾯レンズを採⽤し⾼画質化と⼩型化を実現。インナーフォーカスを採⽤し、フォーカス部分のレンズ軽量化によるアクチュエータの⼩型化も達成。ホールディングやボディを置いた際の安定感を⾼めた。
- 有害光の侵入を低減する⼤型フードを付属
- レンズの描写に悪影響を与える有害光を効果的にカットし、内面反射の発生を防ぐ。フード部分を持って撮影することにも配慮し、滑り止めの溝やラバーを採用した。
Artラインに匹敵する高画質。サジタルコマフレアを最小限に抑制
フルサイズ用大口径レンズ並みの13群16枚という贅沢なレンズ構成に、FLDガラス3枚と、SLDガラス2枚、グラスモールド非球面レンズ2枚を採用。諸収差を抑え、絞り開放から高い解像力を実現した。特に、2枚のグラスモールド非球面レンズはレンズの表面をナノオーダーの高精度で加工することで、非球面レンズに発生しやすい渦巻き状の輪線ボケを抑制し、画面全体でクリアな描写をもたらす。
また、このレンズ構成により、光を緩やかに曲げることが出来るようになり、サジタルコマフレアを最小限に抑えるなど、中心から周辺まで高い光学性能を実現。画面の周辺でも円形の美しいボケを保つため、周辺光量を多く取り入れている。
- ■仕様
マウント:Lマウント、ソニーEマウント、富士フイルムXマウント、マイクロフォーサーズマウント、キヤノンEF-Mマウント、ニコンZマウント、キヤノンRFマウント
最大撮影倍率:1:9.9
レンズ構成:13群16枚
最短撮影距離:25cm
絞り:F16(最小)
絞り羽根:9枚
フィルター径:φ67mm
■製品情報
「SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary」RFマウント
2024年秋以降発売予定
発売価格=オープン価格
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