サイトロンジャパンは、「LAOWA 10mm f/2.8 ZERO-D FF」が名誉ある「TIPAワールドアワード 2024」の「ベスト超広角短焦点レンズ」に選定されたことを発表。
■TIPAの選定コメント
レンズを変えると、時にはかなり過激に世界の見え方が変わることも多い。Venus Opticsのこの超広角フルフレームレンズは、確かに世界の新しい見方を促し、「Zero D(歪曲収差ゼロ)」の名に恥じない構造と造り、そして収差を抑えシャープネスを高めるレンズ構成でそれを実現している。幅広いマウントに対応するこのレンズは、LAOWAのラインナップの中で初めてオートフォーカスを搭載している(ソニーEおよびニコンZのカメラではオートフォーカス、その他のカメラではマニュアルフォーカス)。フォーカスは12cmまで近づけることができ、130度の画角とF2.8~F22の開放F値は、自然から街並みまで魅力的な構図を作り出し、多くの写真家の想像力をかき立てるだろう。
- ■TIPAについて
TIPA(Technical Image Press Association)は、ヨーロッパをはじめとする世界各国の有力なカメラ・映像専門雑誌・オンラインによって構成される団体。1991 年以来、年に一度、過去1 年間に発表された映像関連製品を品質、性能、製品価値の側面から審査し、カテゴリーごとに最も優れた製品を選出している。
- ◾️「LAOWA 10mm f/2.8 ZERO-D FF」製品概要
- ・LAOWAシリーズ初のAFレンズ
LAOWAブランドを立ち上げたVenus Optics社の創立10周年を記念して、初のオートフォーカス機能搭載レンズを開発。
オートフォーカス機能を搭載したマウントはソニーFEマウントとニコンZマウントの2機種。STMステッピングモーターの採用により、駆動音も静かで素早くフォーカスを合わせることが可能。
※キヤノンRFマウント、Lマウントはマニュアル仕様。- ・フルサイズの超広角
10mmの焦点距離でありながら非魚眼レンズで130度という広い画角は、遠近の空間が視覚的に誇張されるため風景や建築などの撮影に最適。
非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚を含む9群15枚のレンズ構成を採用。色収差の発生を抑えながら画面中心から周辺に至るまでシャープでコントラストの高い描写を得ることが可能。
F2.8の大口径により、速いシャッタースピードの選択や低感度のISOを使用することで、低照度下での撮影を可能にするため、星景写真にも最適。- ・人気の「ZERO-D(ゼロ-ディストーション)」設計
ディストーション(歪み)を極限まで抑えた【ZERO-D】設計を採用しており、LAOWAの広角レンズでは最広角となるZERO-D仕様のレンズ。- ・12cmの最短撮影距離
広角でありながら最短撮影距離はわずか12cmのため、被写体を強調しながらも遠近感のある、マクロレンズのような効果的な撮影も可能。- ・5枚の絞り羽根
5枚の絞り羽根により、美しい10点の光芒が生成される。- ・77mm円形フィルターを使用可能
前玉が張り出していないので、77mmの円形フィルターを装着可能。フィルターを使用することで、より撮影したいイメージを実現できる。- ・軽量コンパクト設計
本体の重さは約420gのため、ジンバル撮影や130度の広角を活かしたドローン撮影にも最適。- 発売日=2024年4月19日
- 参考価格=165,000円
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