渡辺眸写真展「LOTUS」©Hitomi Watanabe
東京六本木の禅フォトギャラリーで渡辺眸写真展「LOTUS」が開催される。
前回の「天竺-Colour-」(2022)に続き、禅フォトギャラリーでは4回目となる今回の渡辺眸の個展は、写真集『LOTUS』(野草社)の出版を記念した展覧会となる。
渡辺の代表作で5月12日まで埼玉県立近代美術館にて開催されている「アブソリュート・チェアーズ」展にも出品中の「東大全共闘」を記録した当時、学生運動が終焉を迎えた70年代初頭からアジアを旅した渡辺は、帰国後、彼の地における魂の原郷との出会いを象徴する蓮花のシリーズの撮影に長い年月をかけて取り組んだ。今回はシリーズ集大成となる写真集から選りすぐりの作品を展示する。
- ■展覧会情報
渡辺 眸 写真展「LOTUS」
会期:2024年4月26日(金)~5月18日(土)
時間:12:00〜19:00
休廊日:日曜日、月曜日、祝日
会場:禅フォトギャラリー
住所:東京都港区六本木6-6-9ピラミデビル208号室
■写真集の案内
渡辺 眸『LOTUS』
発行:野草社
刊行日:2024年4月8日
仕様:B5変型、92頁、ソフトカバー、日本語
定価:3,960円(税込)
■プロフィール
渡辺眸(わたなべ・ひとみ)
1968年、東京総合写真専門学校卒業。卒業時の制作展で「香具師の世界」を発表し、その後も撮り続けて「アサヒグラフ」「写真映像」に作品が掲載される。同じ頃、新宿の街を撮る中で全共闘ムーヴメントに出合う。'72年にアジア各国を旅しインド、ネパールを初めて訪ねた際、魂の原郷と感じてしばらく暮らす。帰国後「命あるもの」へのメッセージとしてスピリチュアル・ドキュメントを軸に撮影している。写真集に『天竺』(野草社、1983年)、『モヒタの夢の旅』(偕成社、1986年)『猿年紀』(新潮社、1994年)、『西方神話』(中央公論社、1997年)『CD-ROM 西方神話』(デジタローグ、1998年)、『ひらいて、Lotus』(出帆新社、2001年)、『てつがくのさる』(出帆新社、2003年)、『フォトドキュメント 東大全共闘1968-1969』(新潮社、2005年)、『1968新宿』(街から舎、2014年)、『東大1968-1969ー封鎖の内側』(禅フォトギャラリー、2015年)、『TEKIYA 香具師』(地湧社、2017年)、『フォトドキュメント 東大全共闘 1968-1969』(文庫版、KADOKAWA、2018年)、『LOTUS』(野草社、2024年)など。2007年、銀座・大阪のニコンサロンで写真展「全共闘の季節」を開催。2013年に東京都写真美術館「日本写真の1968」展、2017年に国立歴史民俗博物館「1968年 -無数の問いの噴出の時代-」展、2018年に千葉市美術館「1968年 激動の時代の芸術」展、2021年に国立台北芸術大学関渡美術館「PROVOKE 挑釁世界」展、2024年に埼玉県立近代美術館「アブソリュート・チェアーズ」展に作品を出品。2024年夏にアルル国際写真祭で開催される「I’M SO HAPPY YOU ARE HERE - JAPANESE WOMEN PHOTOGRAPHERS FROM THE 1950S TO NOW」展にも作品出品を予定している。
【関連リンク】
https://zen-foto.jp/jp/exhibition/hitomi-watanabe-lotus
出展者 | 渡辺 眸 |
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会期 | 2024年4月26日(金)~5月18日(土) |
会場名 | 禅フォトギャラリー |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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