top ニュースピックアップ11回目の開催となる「国際コロタイプ写真コンペティション HARIBAN AWARD 2024」の公募がスタート!

11回目の開催となる「国際コロタイプ写真コンペティション HARIBAN AWARD 2024」の公募がスタート!

2024/04/16

便利堂が主催するHARIBAN AWARD(ハリバンアワード)は、約170年の歴史をもつアナログ写真技術と、現代写真のアート性を繋ぐ取り組みだ。

 

便利堂が継承する写真古典技法「コロタイプ」を多くの写真家やアーティストに知っていただきたいとの思いから2014年にスタートした。「玻璃(はり)」とは古い日本語でガラスを意味する。コロタイプは版にガラス板を用いることから、かつては「玻璃版(はりばん)」と呼ばれていた。
 
この名前に由来するこのアワードは、プロ、アマチュアを問わず白黒写真を用いて制作をする全ての写真家・アーティストに開かれている。審査には写真分野で世界的に活動するキュレーターや出版関係者、写真家の方々を迎え、厳正なる審査をとおして受賞者が選出される。最優秀賞を受賞した作家は京都に招聘され、2週間の滞在期間中に熟練職人からコロタイプを学び共にプリントを制作する。
 
便利堂は1887年に創業し、1905年にコロタイプ工房を開設以来、120年に渡ってコロタイプを継承してきた。今ではコロタイプを実践する工房は世界をみても希少となったが、繊細で完成度の高い多色刷りコロタイプを次世代に繋ぐべく活動を続けている。
 
コロタイプは、1855年にフランスの科学者アルフォンス・ポアテヴァンによって発明された写真古典印画技法の一つだ。当時の写真プリントは画像の保存性が低く、次第に退色・変色してしまうという欠点があった。それを補うために顔料を用いるさまざまなプリント方法が考案され、その中で確立された技法の一つがコロタイプだ。これによって高い保存性を獲得しただけでなく、ひとたび版に顔料を入れると、版画の要領で多数のプリントを制作することが可能になった。ドイツのジョセフ・アルバートによって実用化され世界に広く普及し、アメリカから日本に伝わった。

 

  • 「HARIBAN AWARD 2024」
  • ■応募概要
  • 募集期間:2024年4月1日~6月15日 23:59(JST:日本標準時)
    応募資格:不問
    テーマ:自由
    応募作品:8〜12点の白黒写真
  • ※画像最小サイズ:長辺1500px / 72dpi / sRGB, Gray
  • 応募料:50米ドル
    ※早期割引期間:4月1日〜4月30日は40米ドル
  •  
  • ■賞
    最優秀賞(1名)
    審査員の厳正なる審査の結果、すべての応募の中で最も得票数の多かった作品が最優秀賞に選出される。
  • [副賞1]2週間の京都滞在
  • ・受賞作から8イメージを選び、工房の熟練職人と共にコロタイププリントを制作。
    ・コロタイプアカデミーの手刷りワークショップをとおして、コロタイプの成り立ちと制作方法を学ぶ。ワークショップの最初にハガキサイズと8x10inch の版が一枚ずつプレゼントされる。
    ・便利堂の社員や職人に向けたアーティストトークと交流会が開催される。 
  • [副賞2]個展の開催
  • 制作した8点のコロタイププリントは、翌年春に開催する個展で発表する。
    [副賞3]公式カタログへの作品の掲載
  • 2025年4月に刊行されるHARIBAN AWARD2024の公式カタログに作品が掲載される。
  •  
    ・審査員特別賞(4名)
    それぞれの審査員は、審査に応募された作品群の中から審査員特別賞を選出する。審査員特別賞を受賞した作家は選出した審査員から選評が贈られるほか、受賞作品(3点)と略歴が HARIBAN AWARD 2024の公式カタログに掲載される。カタログは翌春に刊行され、完成後に受賞者に謹呈される(使用は個人使用に限る)。
    [副賞]コロタイプアカデミー5日コースの授業料免除特典(旅費・宿泊費は賞に含まれない)
     
    ・便利堂賞(1名)
    便利堂賞は便利堂CEO鈴木巧によって選出される。選評が贈られるほか、受賞作品(3点)と略歴がHARIBAN AWARD 2024の公式カタログに掲載される。カタログは翌春に刊行され、完成後に受賞者に謹呈される(使用は個人使用に限る)。
    [副賞]コロタイプアカデミー5日コースの授業料免除特典
     
    ・奨励賞(若干名)
    最優秀賞、審査員特別賞、便利堂賞の受賞者決定後、上位数名に奨励賞が贈られる。受賞作品(1点)がHARIBAN AWARD 2024の公式カタログに掲載され、カタログ完成後に受賞者に謹呈される(使用は個人使用に限る)。
     
    ■応募方法
    ①Webサイトに掲載されている”Apply”(ボタンやメニューバー)をクリック
    ②Picter社が運営する応募用フォームにログイン
    ③作品画像のアップロードと必要事項の入力
    ④応募料のクレジット決済後に応募完了
  •  
  • ■審査
    すべての審査員によって審査が行われる。
  • 審査員は個々の応募作品に対し5段階評価で点数をつけ、審査期間終了後に評価がまとめられる。
  • 総合的に高いポイントを獲得した応募作品が最優秀賞に選ばれる。
     
    ■決戦投票
    1回目の審査期間終了後、複数の作品が最高得点に並んだ場合、決戦投票が行われる。
  • 決戦投票では、審査員は先の審査と同様に個々の応募作品に対し5段階評価で点数をつける。
  • その結果、得点数の最も高かった作品が最優秀賞に選ばれる。
     
    ■審査員特別賞
    最優秀賞決定後、最優秀賞を除く全応募作品からそれぞれの審査員が審査員特別賞を選出する。

 

■審査員
綾 智佳(The Third Gallery Aya オーナー、ディレクター)


Markus Schaden(出版社兼書店 schaden.com 創設者、ケルンPhotoBookMuseum 共同ディレクター)
 
Jess Baxter(Tate Modern アシスタント・キュレーター、リサーチャー、ライター)
 
Clint Woodside(写真家、出版社 Deadbeat Club 創設者、キュレーター)
 

 
【関連リンク】
https://www.benrido.co.jp/haribanaward/

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