W. ユージン・スミス《楽園への歩み, 1946年》
©︎1946,2024 The Heirs of W. Eugene Smith
富士フイルムホールディングス株式会社は、富士フイルムグループの創立90周年を記念して、コレクション展「フジフイルム・フォトコレクションII ―世界の20世紀写真「人を撮る」―」を4月26日(金)~5月16日(木)まで東京本社1階「フジフイルム スクエア」にて開催する。「フジフイルム・フォトコレクションII」は、20世紀の写真史に名を連ねる、著名な海外写真家たちの「人を撮った」名作・傑作のオリジナルプリント53点を富士フイルムが収集したものだ。
富士フイルムは、2014年の創立80周年の際に、幕末・明治から現代に至る日本の写真史を飾る101人の写真家選りすぐりの1枚を「フジフイルム・フォトコレクション」として収集。「フジフイルム スクエア」や全国の美術館など20か所以上で展示し、20万人を超える方々に「フジフイルム・フォトコレクション」の芸術的価値を伝えるとともに、日本写真史の体系的な理解に役立てていただいている。
今回収集した「フジフイルム・フォトコレクションII」は、「フジフイルム・フォトコレクション」を発展させたもので、「人を撮る」をテーマに海外写真家の作品を対象としている。
人物写真は、写真術誕生における最大の動機であり、写真の原点であったとされている。新たな技法がいくつも生まれた写真の歴史の中で、「人を撮る」ことは常に人々の関心の中心にあり続け、写真の普遍的なテーマであるといえる。
「フジフイルム・フォトコレクションII」は、「近代写真の父」と呼ばれるアルフレッド・スティーグリッツ(1864-1946)、ヒューマニズムの写真家でありフォト・ジャーナリストとして活躍したW.ユージン・スミス(1918-1978)、ドイツの偉大な写真家のアウグスト・ザンダー(1876-1964)の他に、本コレクションでは最多数(15点)で、世界的に著名な人々の重厚なポートレイトを撮影し「彼に撮影されることがセレブリティの証だ」と言われた、ポートレイトの巨匠ユーサフ・カーシュ(1908-2002)の作品や、いつの時代にも多くの人に愛される作品を長年撮影し続けたエリオット・アーウィット(1928-2023)の作品など、20世紀の世界写真史に名を連ねる写真家20名によって撮影された53点の歴史的価値の高い作品群で構成されている。
時代を超える価値を持つこれらの作品群を「フジフイルム・フォトコレクションII」として大切に保存するとともに、今後も国内外で展示・公開していくとのことだ。
- ■展覧会情報
富士フイルムグループ 創立90周年記念コレクション展
『フジフイルム・フォトコレクションII』―世界の20世紀写真「人を撮る」―
会期:2024年4月26日(金)~5月16日(木)
時間:10:00〜19:00- (初日は11:00から、最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで)
入館無料
休廊日:会期中無休
会場:フジフイルム スクエア
住所:東京都港区赤坂9-7-3(東京ミッドタウン・ウエスト)
【関連リンク】
https://holdings.fujifilm.com/ja/news/list/1670
出展者 | 富士フイルムグループ 創立90周年記念コレクション展 |
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会期 | 2024年4月26日(金)~5月16日(木) |
会場名 | フジフイルム スクエア |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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