東京・神宮前のLAGで「辻村史朗展」が開催される。
日本を代表する陶芸家である辻村史朗は、奈良県の山中に自身の手で窯と住居を構え50年以上に渡り創作活動を続けている。作陶を中心に据えつつも表現ごとの明確な境界は存在せず、ただひたすら手を動かす、という一貫した姿勢をもって独創的な作品を創り上げてきた。
「人間が無作為の中で、ある形体を造った場合、古代から現代にいたるまで、ある種の共通点が、あるようにおもえます。過去から現代、そして未来へと、人の生き様は、さまざまに変化するでしょうが、その中で変わることのない何か、その何かにかかわりつつ創りつづけていきたいと想うのです。」
そう本人が語る内容は約50年前のものだが、常に普遍性を見据えつつ無作為を取り込む創作態度は現在に至るまで何も変わっておらず、その先に生み出される作品は、安易な言語化やカテゴライズを拒みながら私たちに本質とは何かを問いかけてくる。
本展では、大中小の丸壺をはじめ、書や70年代に制作された絵画等を展示する。
- ■プロフィール
辻村 史朗(つじむら・しろう)
1947年、奈良県御所市生まれ。1971年より、独学で作陶を始める。1972年、奈良市水間の山中に土地を購入。窯や作業場、茶屋、家なども全て自力で建てる。焼き物を中心に、絵画、書なども創作する。メトロポリタン美術館をはじめ、欧米を中心に、多数の美術館・博物館に収蔵される。ロンドン、ニューヨーク、パリなど、諸外国の美術館・博物館、ギャラリー等での展示も行う。世界各地に多くのコレクターがいる。
■展覧会情報
「辻村史朗展」
会期:2024年3月7日(木)~3月27日(水)
時間:13:00〜19:00
休廊日:日曜日、月曜日、祝日
会場:LAG
住所:東京都渋谷区神宮前2-4-11 Daiwaビル1F
【関連リンク】
https://www.live-art-books.jp/lag/exhibition/shirotsujimura/
出展者 | 辻村史朗 |
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会期 | 2024年3月7日(木)~3月27日(水) |
会場名 | LAG(LIVE ART GALLERY) |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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