株式会社コシナは、フォクトレンダーブランドからニコン Zマウントを採用したAPS-Cサイズ(ニコンDXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の専用交換レンズ、NOKTON D23mm F1.2 Asphericalを発売する(2022年5月発売予定)。価格は95,000円(税別)。
NOKTON D23mm F1.2 Asphericalは、APS-Cサイズのイメージサークルをカバーする、大口径マニュアルフォーカス準広角レンズだ。フルサイズ換算35mm相当の画角を持ち、光学設計はニコン Zマウントを採用したミラーレスカメラのイメージセンサーに最適化されている。
本レンズは電子接点を搭載し、レンズとボディ間での電気通信を実現している。電気通信対応のボディと最新ファームウエアの組み合わせ(※1)によりExif情報、ボディ内手ブレ補正(3軸)に加え、3種類のピント合わせサポート機能(フォーカスポイント枠色変化によるによるピント合わせ、ピーキング機能によるピント合わせ、拡大ボタンによるピント合わせ)に対応している。
レンズ構成は、6群10枚構成のうち両面非球面レンズ1枚、異常部分分散ガラス2枚を使用する最新の光学系を採用。F1.2の大口径を実現しながら絞り開放から解像力に優れた描写力を持ち、大きなボケが得られる。
絞り羽根は、ボケの形状に配慮した12枚構成で1/3ステップのクリック付き。フォーカスリングおよび絞りリングは総金属製で、大きく削り込まれた指がかりと、精密な切削加工が施されたローレットパターンが特徴。
このデザインは、古き良き時代を想起させる美しい外観と、マニュアル操作感を向上させる機能性を兼ね備え、昭和40年代(1965~1974年)の一眼レフ用交換レンズにオマージュを捧げたフォクトレンダーのSLシリーズ交換レンズのスタイリングに準拠するもので、総金属製のヘリコイドリングによるシルキーなピント合わせの操作感が味わえる。
最短撮影距離は0.18m(撮影倍率1:4.9、フルサイズ換算1:3.3)を実現。近接撮影効果により大きなボケ量が得られ、開放でのボケ味を活かした撮影の可能性が拡がる。
また、F1.2の大口径でありながらフィルター径φ46mm、全長45.2mm、重量240gとコンパクトで取り回しがしやすいのも特長。金属製の専用ネジ込みフードが付属している。
主な特長:
■ニコン Z マウント(APS-Cサイズ)専用設計
■電子接点によるボディとの情報通信
■高い剛性感と耐久性の、総金属製鏡筒
■確実なピント操作が可能なマニュアルフォーカス
■一眼レフ用MFレンズを想起させるスタイリング
■12枚羽根虹彩絞りによる、美しいボケ味
■最短撮影距離0.18m
※1 対応機種とファームウエア一覧
Z 7 v3.4以上/Z 6 v3.4以上/Z 50 v2.2以上/Z 5 v1.2以上/Z 6II v1.3以上/Z 7II v1.3以上/Z fc v1.0以上/Z 9 v1.0以上
記載ファームウエア未満は性能が発揮できない場合や、機能の一部に制限が出る可能性がありますので最新ファームウエアをご使用ください。ご使用ボディのファームウエアの確認及び、最新ファームウエアの入手については、ボディ取扱説明書をご確認ください。フルサイズボディでご使用の際、撮像範囲は自動選択されないため手動による切り替えを行ってください。
発売日=2022年5月発売予定
価格=95,000円(税別)
【関連リンク】
PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。