株式会社PFUは、世界シェアNo.1の業務用イメージスキャナー「fiシリーズ」のフラッグシップモデルとして、ADFタイプのA3高速機「RICOH fi-8950」、「RICOH fi-8930」、「RICOH fi-8820」を1月11日より販売。
本商品は、金融、公共、医療、BPO分野など様々な業種に導入している「RICOH fi-7900」、「RICOH fi-7800」をさらに進化させた上位機種にあたり、集中入力業務に最適な高速・大容量モデルだ。
「fi-8950」は、シリーズ最速である毎分150枚/300面の読み取りスピードと、一度に750枚まで積載可能な大容量原稿トレイを兼ね備え、大量読み取り時も高い生産性を発揮する。また、世界初の機能として、傾いた原稿を1枚ずつまっすぐに整えてから給紙する「自動スキュー補正」や、「ステープル原稿検知」機能を新たに搭載し、給紙性能が大幅に進化した。多様な原稿が混在する集中入力シーンにおいても、紙詰まりや原稿破損などのトラブルを防止する。
また、原稿の種類によってスキャン時の原稿搬送経路を切り替えることができる「デュアルパス構造」を搭載。新機能「ストレートスキャン」の使用で、折り曲げることができない厚手の原稿の読み取りにも対応した。さらに、進化した「排紙制御機能」が小型原稿や折り目がついた原稿の排紙も緻密に制御し、スキャン後のオペレーターの作業負荷を軽減。スキャナー本体には、4.3インチの大型タッチパネルと、ネットワークインターフェイス(有線LAN接続)を搭載し、お客様の様々な業務環境・インフラ環境にあわせて導入できる。
- ■背景
近年、DXの広がりに伴い、「ペーパーレス化による時間や場所にとらわれない柔軟な働き方」や、「AIやロボットを活用した業務の自動化」を実現するため、紙文書の電子化はビジネスモデル変革の基盤となっている。
このような電子化ニーズの拡大に合わせ、日々大量の紙文書をスキャンしている金融・医療機関における事務センター、BPO現場などでは一日の処理量の増加や、取り扱う原稿が多様化しており、集中入力業務の効率化が求められている。
■特長
1.高速・大容量スキャンとトップクラスの給紙搬送性を両立
シリーズ最速、毎分150枚の高速スキャン
fi-8950は、毎分150枚/300面(A4横送り、カラー、200/300dpi)の高速読み取りを実現。原稿トレイには750枚もの大量原稿を一度にセットすることができ(従来比1.5倍)、大量原稿の集中入力業務におけるオペレーション負荷を軽減する。
世界初の新機能① 傾いた原稿を自動で整える「自動スキュー補正」
給紙前の原稿が大きく傾いている場合でも、左右の給紙ローラーが独立して駆動することで、1枚ずつまっすぐな状態へ直してから給紙する世界初の新機能「自動スキュー補正」(特許出願済み)を搭載。整頓することが難しい薄紙や大量原稿の読み取り時、また小さな原稿を含むサイズ混載時も、スキューによる紙詰まりや排紙のばらつきを抑制し、安定した読み取りを実現する。
世界初の新機能② トラブルを予測して未然に防ぐ「ステープル原稿検知」
ステープルの綴じ位置がどこにあっても対応可能な高精度の「ステープル原稿検知」機能(特許出願済み)を新搭載した。接触式ステープルセンサーにより、給紙時の原稿の浮きあがりを正確に検知して、瞬時に給紙を停止する。一方で、折り目がついた原稿や角折れ原稿などでは誤検知が発生しないため、標準機能として日常的に使用できる。
大量原稿の処理時に見落とされがちなステープル原稿に対して、紙詰まりの予兆を見逃さず、異常な音や傾きが発生する前に搬送を停止することで、毎日の安心なスキャニング業務をサポートする。
2.現場のニーズに応える新機能がスキャン効率を向上
厚みのある封筒にも対応する「デュアルパス構造」
従来機と同様、二つ折り原稿や複写伝票などを分離せずに搬送できる「手差し・単送モード」を踏襲。さらに、装置の背面へ排出する「ストレートスキャン」機能を新たに搭載。厚紙封筒など、厚さ1.25mmまでの原稿を折り曲げることなく、スキャンできる。
進化した「排紙制御機能」が原稿の散らばりを緻密に制御
原稿排出部の構造や制御を見直すことで、スキャン後の排紙性能が大幅に向上した。原稿1枚1枚のサイズに応じて瞬時にブレーキ量を調整することで、高速でスキャンされた小さな伝票もばらつくことなく、読み取られた順番通りに、綺麗に積み重なる。また、折り目がついた原稿やカールした原稿の排紙が改善され、前の原稿の押し出しや排出部での原稿詰まりを防ぐ。スキャン後の原稿回収の手間を軽減し、様々な原稿を取り扱う現場においても作業を止めずに安定してスキャンを行えることで、オペレーターのストレスを緩和する。
4.3インチの大型タッチパネルを搭載
見やすい大型カラーパネルでは、スキャナーの状態や起動後の総読取枚数を確認でき、的確な操作をサポート。エラー発生時には、対処方法とイラストが表示され、オペレーターによる現場での対応が可能。
3.インプリンタ搭載モデルをご用意
従来機と同様に、原本の管理・照合用途でニーズの高いインプリンタをあらかじめ搭載したモデルも用意。原稿読み取り後に原稿表面に印字する表面インプリンタと原稿裏面に印字する裏面インプリンタの2種類からお客様の業務にあわせて選べる。
■製品情報
高速イメージスキャナー「RICOH fi-8950」「RICOH fi-8930」「RICOH fi-8820」
発売日=2024年1月11日
RICOH fi-8820 標準モデル=1,040,000円
RICOH fi-8930 標準モデル=1,120,000円
RICOH fi-8950 標準モデル=1,430,000円
【関連リンク】
https://www.pfu.ricoh.com/news/2024/news240111.html
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