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Voigtländer（フォクトレンダー）ソニーEマウント用アダプター VM-E Close Focus Adapter TypeⅡを発売

2022/03/17

ヘリコイド装備によりフォクトレンダー／VM、ZEISS ／ZMレンズの無限遠～最短撮影距離を延伸するソニー Eマウント用アダプター

ミラーレスのレンズ交換式デジタルカメラに、マウントの仕様が異なるレンズを装着して撮影を楽しむ際に必要となるのがマウントアダプターだ。

コシナがミラーレスカメラ向けのマウントアダプターとして、ソニー Eマウント用ヘリコイド付きアダプターの新機種、フォクトレンダーVM-E Close Focus AdapterⅡを発売する。

VM、ZMマウント（ライカM互換）のレンジファインダーカメラ用レンズは一眼レフ用レンズと比較してコンパクトな製品が多く、レンズマウントから撮像素子までの距離もミラーレス機と近いことから、ベストマッチのスタイリングとなる。

その一方、レンジファインダーカメラ用の交換レンズは、距離計との連動を考慮して最短撮影距離が70センチ程度である場合が多く、マウントアダプターを介してミラーレス機に装着した場合にも最短撮影距離は変わらない。

このことから「もう少し被写体に近づいて撮りたい」というユーザーからの要望に応えることができなかった。VM-E Close Focus AdapterⅡは、所定のフランジバックを起点として繰り出すことが可能なヘリコイドを装備することで、装着されたレンズの最短撮影距離から「更に近づいて」撮影することが可能。

繰り出しストロークは2013年発売（2021年に生産完了）のVM-E Close Focus Adapterでは4mmのところ、本製品では4.3mmまで延伸。また、主な部材にアルミニウムを採用することで、耐久性と精度を確保しながら本体重量74gの軽量化を実現している。

ボディ側はソニーEマウントで、レンズ側はVMマウントを採用。Voigtländer VMマウント、ZEISS ZMマウント及び過去販売していたMバヨネットアダプターリングとの併用でVoigtländer L（φ39mmスクリュー）マウント交換レンズの装着が可能。

ピント合わせは通常レンズのヘリコイドを用いて行い、最短撮影距離から更に近づいて撮影したい場合にはVM-E Close Focus AdapterⅡのヘリコイドを用いてレンズを繰り出す。

操作リングには専用の切削刃による美しいダイヤパターンのローレット加工が施されていることから、どのポジションでも指掛かりが良く、高精度のヘリコイドと高品質グリスが相まって繊細かつスムーズなピント合わせを実現している。

また、操作リングには誤動作を防止する無限ロック機構があり、交換レンズの距離スケールを用いた目測撮影時などに不用意なピントのズレを生じさせない。

主な特長
■ Voigtländer VM、ZEISS ZMレンズ専用設計
■ 繰り出しストローク4.3mmのヘリコイドを搭載
■ ダイヤパターンのローレット加工で、優れた操作性を確保
■ 高精度ヘリコイドと高品位グリスによるシルキーな操作感
■ 無限ロック機構により、不用意なピントのズレを防止