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キヤノンが映像制作からオンライン会議や講義配信まで幅広い用途で使用できるエントリー向け屋内型4Kリモートカメラ「CR-N100」発売を発表

2023/09/23

キヤノンが映像制作からオンライン会議や講義配信まで幅広い用途で使用できるエントリー向け屋内型4Kリモートカメラ「CR-N100」を、2023年10月中旬に発売予定と発表した。
 
【主な特長】

(1)高精細・高品質
細かな文字までくっきりと読める1/2.3型4K CMOSセンサー
キヤノンの放送機器で培ったビデオ技術を踏襲し、業務用途でも使用可能な映像美を実現。

高精細な4Kといった高解像度撮影も可能になっており、高画質・高精細な映像の撮影が可能となっている。高画質映像により、会議のクオリティを高めることだけでなく、映像制作用途にも使用可能となっている。
 
通常のFHDよりも高精細なオーバーサンプリング技術
4K UHD映像だけでなく、Over Sampling HD Processingにより、フルHDもさらなる高画質を実現。
 
小会議室から大ホールまで対応する広角&高倍率ズームレンズ
小型なボディながら、広角29.3mm&光学20倍高倍率ズームレンズを搭載。

小会議室で部屋全体を撮影したり、大ホールの後方から登壇者のバストアップが撮影など、ワイド画角&ズームレンジの広さにより機材設置の自由度を高める。
 

細かな設定不要なシーンモード
カメラの細かな設定に不安がある場合も安心のシーンモードを搭載。
選べる4モードで、撮りたい被写体に適した撮影モードが選択可能。シーンモードを使用することにより、細かな設定をすることなく撮影ができ、映像制作用途にも使用可能な印象的な映像表現が可能となる。
 

(2)AF・快適操作

高精度な顔検出AF
横顔に近い状態でも、検出した顔を追尾してフォーカスする顔追尾機能を搭載。
フォーカスはカメラに任せ、別の操作や会議に集中することが可能。
 
ステージ上の講師を追いかける自動追尾アプリケーション(有償)
自動追尾アプリケーションRA-AT001(有償)で人物の動きに合わせた自動追尾撮影が可能。
さらに優先表示領域を指定することで、黒板やホワイトボードを写し続けながら、人物を追尾撮影することも可能。
 
見せたい場所へすぐに移動できる、直感的でスムーズなカメラ操作
CR-N100は、高速から低速まで多段階の速度変化が可能な高精度なPT(パン/チルト)駆動機構とズームを連動させた「スムーズPTZ」を搭載。同梱の赤外線リモコンや、リモートカメラコントロールアプリでの操作に加え、全方向に対応するコントロールレバーが搭載された、リモートカメラコントローラー「RC-IP100」「RC-IP1000」でのカメラ操作にも対応。
リモートコントロールにおいてもスムーズな操作性を実現し、演出意図や撮影状況に応じた高度なカメラワークにも対応。

滑らかな動きを実現する、4軸の手ブレ補正
4軸方向の光学式ブレ補正を搭載した。縦回転補正と水平回転補正(2軸)、そして上下左右補正(2軸)が可能。
 
画角や動きを記憶し再現する、プリセット/トレース機能搭載
カメラの画角を登録するプリセット機能と、動きを含めて登録するトレース機能を搭載。
プリセット機能では、例えば下図のA地点からB地点まで、ボタン一つでPTZを同時駆動させ思い通りの映像を記録することができる。
 
トレース機能では、例えば被写体の動き(動線)をリモートカメラコントローラー「RC-IP100」でPTZを操作し、カメラにそのトレース情報として登録することができる。カメラに登録されたトレース情報を呼び出すことで、手動でPTZ操作を行わなくても、ボタン操作一つでカメラがPTZを再現し、被写体の動きに対応する。

 

(3)小型ボディ・運用性 
設置場所になじむサイズ感とカラーバリエーション
設置の自由度が高く、会議室でも目立たない全編18cm以下の小型ボディを実現。
設置場所に応じて選べるブラック・ホワイトの2カラーを用意。
 
カメラを意識させない天吊りに対応
天井取付が可能な正位/天吊り両対応。天吊り撮影時は「映像反転機能」を使い、後処理不要で天地が正しい映像で記録できる。
小型カメラ×天井取付により、カメラを意識させたくない教室や会議室でも使用可能。
 
一目でカメラの状態を認識できるタリーランプを搭載
カメラの状態を示す、タリ―ランプ(LEDランプ)が搭載されています。タリ―ランプはレンズ部の前面にあり、「カメラが撮影している、または撮影が可能な状態」であるときに点灯する。
 
豊富なインターフェース
映像出力インターフェースとして、IP、HDMIの2系統※のインタフェースを搭載。
IP出力とHDMI出力では、4K解像度で高精細な映像が求められる用途に適している。
IP出力では直接配信を行ったり、IPシステムで構築することでLANケーブル1本で映像・制御・電源が送れることで、自由度が上がります。IPマルチストリームにも対応し、最大3本の映像を同時に配信することができる。
HDMI出力では、色情報も豊富で高精細なデータを生成することができるため、映像制作のシステムなどとも親和性が高い。
 
複数プロトコルに対応し、拡張性に優れたIPシステム
複数のプロトコルに対応しているため、汎用性の高いネットワーク構成が可能。
また、純正のコントローラー以外にもサードパーティ製の機器と組み合わせることも可能。
 
USBケーブル1本でPCと接続しWEBカメラ運用が可能
IP、HDMIに加え、USBによる出力が可能。
USBカメラとPCの接続規格であるUVC(映像 : USB Video Class Ver. 1.1)の仕様を搭載し、対応するUSBデバイスと接続することで映像の出力ができる。
 
また、Web会議のアプリケーションがインストールされているPCと接続すれば、Webカメラとして使用することもできる。フルHD映像の高品質な映像によるWeb会議の開催が可能。

 

  • ■主な仕様
  • センサー:1/2.3型CMOS(単板)
    有効画素数:約829万画素(3840×2160)
  • レンズ:光学20倍ズーム F1.8~2.8・8枚羽根円形絞り
    焦点距離:3.67~73.4mm
    最短撮影距離:ワイド端1cm、ズーム全域60cm
    シャッタースピード:1/6 ~ 1/2000秒(フレーム周波数による)
  • 外形寸法(幅×高さ×奥行):約154×178×164mm(突起部含まず)
    質量:約2.2kg(本体のみ)
  •  
  • ■製品情報
    キヤノン4Kリモートカメラ「CR-N100」
    発売日=2023年10月中旬発売予定 
    希望小売価格=オープン価格

 

【関連リンク】
https://canon.jp/business/solution/pro-img-sys/remotecam/lineup/crn100

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