top 本と展示展覧会ピックアップ田中昭史写真展「闇の伝説 - 秩父夜祭1976 / 77」がphotographers’ galleryで開催

田中昭史写真展「闇の伝説 - 秩父夜祭1976 / 77」がphotographers’ galleryで開催

2022/03/13

田中昭史写真展「闇の伝説 - 秩父夜祭1976 / 77」がphotographers’ galleryで開催される。

田中はこれまで生まれ故郷である「秩父」と彼の生活の場である「都市」を主なテーマとして撮影を行ってきた。本展ではその「秩父」のシリーズを展示する。

毎年12月3日に行われている秩父夜祭は、日本三大曳山祭りに数えられ数十万の見物人で賑わっている。この祭りは、秩父一帯で行われる年間300とも400ともいわれる大小様々な祭りの中で最大のものである。

発祥は江戸時代の絹市とされるが、秩父神社の例大祭として今日まで引き継がれてきた。秩父生まれの田中は、祭りの壮大さはともかく幼い日の記憶の中に囃子太鼓のリズムが刷り込まれ、その囃子の響きに浸りたくて長年通い続けているという。

今回展示する写真は、秩父を撮り始めた1970年代の夜祭である。当時は今ほど規制が厳しくなく、祭りの熱気をかなり身近に感じることが出来た。秩父神社から曳き出された6台の屋台・傘鉾に引きずられるように、祭り人と見物する人たちが一体となって、底冷えのする秩父盆地の闇の中を移動していく。

展示内容：インクジェットプリントによるモノクロ作品30点

田中昭史写真展

「闇の伝説 - 秩父夜祭1976 / 77」

2022年4月7日（木） - 4月17日（日）

12 00 - 20 00　会期中無休

会場：photographers’ gallery

【写真プロフィール】
田中昭史（たなか・あきふみ）
1948年埼玉県秩父市生まれ
1971年信州大学卒業
1976年東京綜合写真専門学校卒業
1997年「多摩景」1998年「秩父巡礼行1990-1998」を銀座・大阪ニコンサロンで開催。
以降、現在まで日本・韓国・米国・中国で個展・グループ展多数開催。
写真集に「多摩景」（冬青社刊）がある。
2001～2017年武蔵野美術大学非常勤講師。

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