top ニュースピックアップ第56回造本装幀コンクール（2023）の受賞作品が決定、『Mirror』（Zen Foto Gallery刊）、『Kangchenjunga』（POST-FAKE 刊）が審査員奨励賞を受賞

第56回造本装幀コンクール（2023）の受賞作品が決定、『Mirror』（Zen Foto Gallery刊）、『Kangchenjunga』（POST-FAKE 刊）が審査員奨励賞を受賞

2023/07/23

5月23日、第56回造本装幀コンクール（2022年発行の書籍を対象とし、今回は159者315点の応募）の審査会が出版クラブビル（千代田区）にて開催された。前回に続き、審査員長に絵本作家の浜田桂子氏を選出して審査をおこなった。

その中から、21作品が入賞（ダブル受賞1作品）。文部科学大臣賞に『海の庭』（国書刊行会刊）、経済産業大臣賞に『MARUHIRO BOOK 2010-2020, 2021』（マルヒロ刊）、東京都知事賞に『柴犬二匹でサイクロン』（書肆侃侃房刊）が決定。『Mirror』（Zen Foto Gallery刊）、『Kangchenjunga』（POST-FAKE刊）が審査員奨励賞を受賞した。

9月には出版クラブビル千代田区にて、受賞者や関係者を招待して授賞式をおこなう予定。また、入賞作品は国内での巡回展示のほか、ドイツ・ライプツィヒで2024年2月におこなわれる「世界で最も美しい本コンクール」へ日本代表として出品される。その後、 2024年10月には、フランクフルト・ブックフェアで、世界各国からの優れたブックデザイン作品とともに公開される。最終的に、全出品作品一部入手不可能な作品を除くが国立国会図書館の「原装保存コレクション」として収蔵される。