JCIIフォトサロンで2022年3月29日(火)から宮嶋茂樹作品展「南極観測隊」を開催する。
宮嶋は、日本大学藝術学部写真学科を卒業後、『フライデー』誌専属カメラマンを経てフリーランスとなり、世界各地で撮影した迫真のドキュメントを「不肖・宮嶋」として発表しているフォトジャーナリストである。
本展では、報道オブザーバーとして史上初めて『週刊文春』から派遣されて南極観測隊(第38次)と行動を共にした1996~97年撮影の作品65点(全てモノクロ)を展示する。
観測隊の一員となった宮嶋は、約5ヶ月間に亘って隊員と一緒に活動した。携えたネガフィルムには、氷山を砕きつつ進む観測船「しらせ」の雄姿、過酷な環境の南極大陸での物資運搬、訪問したドームふじ基地、みずほ基地、昭和基地の様子、各地での隊員の生活や極地の驚異的な自然が記録されている。
マイナス40度をものともせぬ熱き研究者たちと共に荷役作業を担い、同じ釜の飯を喰い、貨幣も法律も及ばない「原始共産制のコミュニティ」然とした生活を、独自の視点で伝えている。作品に付せられた「不肖・宮嶋」ならではのユーモアあふれるキャプションや当時を振り返っての解説は、今回展のための書き下ろしたものだ。
【写真家プロフィール】
宮嶋 茂樹 (みやじま・しげき)
1961年、兵庫県生まれ。1984年、日本大学藝術学部写真学科を卒業。同年、講談社の写真週刊誌『フライデー』専属カメラマンとなる。1987年にフリーランスとなり、1996年に東京拘置所収監中の麻原彰晃を撮影するなどのスクープにより、第3回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞を受賞。日本国内はもとよりイラク、北朝鮮、アフガニスタン、コソボなど世界各地で精力的に取材を敢行し、雑誌媒体で活躍中。第4回(2009年)日藝賞受賞。2015年より日本大学客員教授。
期間 2022年3月29日(火)~4月24日(日)
展示点数 65点(全てモノクロ)
開館時間 10:00~17:00
休館日 毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
入館料 無料
【関連リンク】
https://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/2022/02/17/31260/
出展者 | 宮嶋茂樹 |
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会期 | 2022年3月29日(火)~4月24日(日) |
会場名 | JCIIフォトサロン |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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