異分野や異業種との出会いからさまざまな「ABLE」を生み出すA-POC ABLE ISSEY MIYAKEは、写真家・西野壮平氏と取り組んだプロジェクト「TYPE-VI Sohei Nishino project」を発表する。
歩くこと、旅を通して得た個人的体験をもとに作品を制作している⻄野氏。代表作である「Diorama Map」シリーズより、「Tokyo 2014」と「Kyoto」の二つの作品を、A-POC ABLE独自の高度なジャカード織り技術により、衣服として再構築した。
「Diorama Map」シリーズは、⻄野氏自身が特定の街を歩きながら、さまざまな対象をカメラに映し、撮影したすべての写真をその都市の地図に即しながら、写真を一枚一枚キャンバス上に貼り合わせ、記憶を再構築していくことで、都市が垣間見せる“現在”の姿をイメージ化している。
また、“反復”として、一定の期間をもって定点的に同じ都市を見ることで、構造としての変化と、自身の都市への呼応の仕方やコミュニケーションの変化を見る試みでもある。(東京は2004年に制作され、2014年に再び制作された。)そうして出来上がった作品は、「一人の人間が街をどのように見て歩いたか」という記憶の痕跡と認識の表れであると共に、生命力を持ったエネルギーの縮図としての都市の姿だ。
今回登場するのは、「Tokyo 2014」を織り込んだリバーシブル仕様のステンカラーコートと、「Kyoto」を織り込んだ5ポケット仕様のパンツ、バケットハットの3アイテム。ヨコ糸に通気性に優れた紙の糸を使用し、軽い着心地が特徴。身に付けることで、西野氏が捉えた都市の姿に思いを馳せながら、そして自分だけの都市の姿を発見してほしい。
- 「TYPE-VI Sohei Nishino project」
- 2023年6月15日(木)販売開始
- アイテム:コート、パンツ、ハットの全3型展開
カラー:モノクローム
※コートは「Tokyo 2014」、パンツとハットは「Kyoto」のみ展開
※オンラインストアも同日発売予定。(予告なく変更する場合あり)
※混雑緩和のため、一部店舗を予約制とさせていただく場合がある
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