シグマ　3層イメージセンサー開発プロジェクトの状況を報告

株式会社シグマはHPで3層イメージセンサーの開発について、2022年2月現在の進捗状況を報告した。
 
現在、3層イメージセンサーについてはシグマ本社主導のもと国内の研究機関と連携して開発を進めている。
 
開発のステージは大きく分けて、下記の3段階が必要と考えている。
 
・新しい3層構造について設計シミュレーションを重ね、狙い通りに機能できるか確認を行う「ステージ1」
・実際にイメージセンサーの性能特性を検証できるよう、製品仕様と同一の画素サイズで総画素数を減らした小サイズのイメージセンサーによって試作評価を行う「ステージ2」
・最終的にフルサイズのイメージセンサーで、ADコンバーター等も含めた量産仕様で試作評価を行う「ステージ3」
 
現在は「ステージ2」の試作センサーを作成している段階とのことだ。
 
この試作センサーの評価結果をもとに、「ステージ3」に進行するか、再度設計データを見直して「ステージ2」を試作し直すか判断する予定とのこと。
 
「ステージ3」へ進行した場合、そこでの評価にもとづいて研究機関および製造ベンダーと量産性の検証を行った上で、最終的なイメージセンサーの量産可否を判断することとなる。
 
現時点ではイメージセンサー量産化の具体的な日程を示せる段階には至っていないが、「お待ちくださっているお客様に本当に喜んでいただけるカメラを一日も早く実現できるよう、ベストを尽くして取り組んで参る所存です」とのことである。
 
【関連リンク】
https://www.sigma-global.com/jp/news/2022/02/21/17722/

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