ライカカメラ社(Leica Camera AG)は42回目の「Leitz Photographica Auction(ライツ・フォトグラフィカ・オークション)」をドイツ・ウェッツラーで開催すると発表した。期間は2023年6月9日〜10日。
ライツ・フォトグラフィカ・オークションは、ライカの社名を冠したオークションを年2回主催し、ヴィンテージカメラと写真作品を取り扱っている。
カスタム仕様のエングレービングを専門とするイギリス人アーティスト、ジョニー・ドウェルが手がけた「ライカMP」が、6月10日のオークションに出品される。トップとベースプレートに地球上の生物をモチーフにした特別なエングレービングを施した。「アートとテクノロジーの関係」も、今回のオークションのメインテーマとして掲げられている。
・フォトジャーナリズムにカラー写真の世界を開いたジョン・バルマー。彼が撮影した作品が6月9日、「Modern Times」と題された写真作品のオークションに出品される。
・また、彼が所有していたブラックペイントの「ライカ M3」も出品。ブラックペイントの「ライカ ズミクロン f2/50mm」とセットで出品される。
・ウォーカー・エヴァンスが所有していたブラックペイントの「ライカ M2」も出品される。彼が35mmフィルムから大判フォーマットに切り替えるまで10年以上使い続けたものだ。
・また彼の作品「Penny Pictures Display」より、1970年代の銀塩写真が出品される。
・1977年に女優フェイ・ダナウェイを撮影したテリー・オニールの作品「The Morning After」が、今回のオークションの「Modern Times」の一部として出品される。
・また彼は亡くなる1年前、特別限定セットをイギリスのライカとコラボレーションしてリリースしている。その内容は「ライカ MP」フィルムカメラ1台、「ライカ ズミルックス f1.4/50mm」レンズ1本、そしてオードリー・ヘップバーンの未発表写真1枚というもの。貴重な35組のうち、1セットが6月10日のオークションで出品される。
【関連リンク】
https://leica-camera.com/ja-JP
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