コシナは、フォクトレンダーブランドからフルサイズVM/Lマウント専用設計の交換レンズ、HELIAR 40mm F2.8 Aspherical VM/Lを発売する。
HELIAR 40mm F2.8 Aspherical VM/Lは、フォクトレンダー伝統のヘリアタイプをベースとした3群5枚のレンズ構成を持つコンパクトな準広角レンズ。50mm標準レンズと35mm広角レンズの中間にあたる40mmの画角は、常用レンズとして汎用性が高いことを特長としている。
最新の光学設計と非球面レンズの採用により、絞り開放から安心して使える光学性能を確保しながら、フィルター径はφ34mmと小径で、マウント面からの製品全長も21.2mm(VMバヨネットマウント)および20.2mm(L*1スクリューマウント)を実現。レトロスタイルの外装は極めてコンパクトで、レンジファインダーカメラの持ち味であるスナップシューターとしての機動性と、美しい外観デザインによる所有する悦びをあわせ持つレンズだ。
最短撮影距離は0.7mで、このスタイルの回転ヘリコイドを採用したヴィンテージレンズにはない繰り出しストロークを持ち、最短距離撮影時にもレンズ外筒にヘリコイドが露出することのない設計により、埃などの外部環境に配慮した構造を採用している。また、フォーカスレバーにはヴィンテージレンズのような無限位置ロック機構を搭載し、絞りリング操作やレンズの着脱時に役立つ。
レンズマウントはVMとLの2種類を用意。HELIAR 40mm F2.8 Aspherical VM はバヨネットマウントで、装着したレンズを機械的連動により自動識別する機能を搭載したレンジファインダーカメラでのブライトフレームは50mmレンズの撮影範囲が表示される。
HELIAR 40mm F2.8 Aspherical Lはφ39mmスクリューマウントを採用することで、同規格を持つ古今東西のレンジファインダーカメラに装着して撮影が楽しめる。また、市販のL/Mアダプターリング*2を併用することで、撮影フレームの自動切り替え機能を搭載したレンジファインダーカメラに35mmレンズのブライトフレームを表示させることも可能。このことから、撮影範囲を示すフレームが50mmでは狭すぎると感じる場合にも有効だ。
外装の素材は両マウントともに真鍮を採用し、仕上げはブラックペイントとシルバーの2種類を用意。ブラックペイントのモデルに関してはマウント部まで黒く*3仕上げ、フォーカスロックボタン・フォーカスレバー及び無限・近距離ストッパーはニッケルメッキ仕上げでデザインにアクセントを添えている。
すべてのレンズにアルミ製のブラックペイント仕上げを施した専用のねじ込み式フードとかぶせ式のフロントキャップが付属している。本レンズの光学設計は、距離計連動式のデジタルおよびフィルムカメラでの使用を前提に最適化されているが、マウントアダプターの使用によるミラーレスデジタルカメラでの撮影も想定してあり、距離計連動式カメラの枠を超えて様々なプラットフォームでの撮影にも対応している。
主な特長:
■ヴィンテージレンズを彷彿させるレトロスタイル
■非球面レンズを採用、開放から実用十分な光学性能
■高い剛性感と耐久性の、総金属製鏡筒
■確実なピント操作が可能なマニュアルフォーカス
■10枚羽根虹彩絞りによる、美しいボケ味
■距離計連動システム内蔵(最短0.7m)
■バヨネット式VM及びスクリュー式Lマウント
*1 φ39mmスクリュー式のユニバーサルマウント。ライカ、シグマ、パナソニック及びライツ・シネレンズが採用するバヨネット式Lマウントとは異なりますのでご注意ください。
*2 他社製のマウントアダプターと組み合わせた場合、アダプター起因におけるカメラ/アダプター/レンズの事故・故障等につきましては保証の対象外となり、当社では一切の責任を負いかねますのでご注意ください。
*3 ブラック仕上げのマウントは、6bitコードで装着レンズを読み取るシステムを搭載したカメラで使用した場合にレンズが認識されません。レンズ検出をOFFに設定してお使いください。
HELIAR 40mm F2.8 Aspherical VM
シルバー 希望小売価格(税別)¥68,000
ブラックペイント 希望小売価格(税別)¥71,000
HELIAR 40mm F2.8 Aspherical L
シルバー 希望小売価格(税別)¥68,000
ブラックペイント 希望小売価格(税別)¥71,000
すべて2022 年3月発売予定
https://www.cosina.co.jp/voigtlander/vm-mount/heliar-40mm-f2-8-aspherical/
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