コシナは、フォクトレンダーブランド初のニコン Z マウントを採用したAPS-Cサイズ(ニコンDXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の専用交換レンズ、NOKTON D35mm F1.2 を発売する。
NOKTON D35mm F1.2 は、APS-Cサイズのイメージサークルをカバーする大口径マニュアルフォーカス標準レンズで、光学設計はニコン Z マウントを採用したミラーレスカメラのイメージセンサーに最適化されている。
本レンズは電子接点を搭載し、レンズとボディ間での電気通信を実現。電気通信対応のボディと最新ファームウエアの組み合わせ(※1)によりExif情報、ボディ内手ブレ補正(3軸)に加え、3種類のピント合わせサポート機能(フォーカスポイント枠色変化によるによるピント合わせ、ピーキング機能によるピント合わせ、拡大ボタンによるピント合わせ)に対応している。
レンズ構成は、トラディショナルなダブルガウス型を採用。絞り位置を中心としてほぼ左右対象に配置された全レンズが球面で構成される“8枚玉”のスタイルで、F1.2の大口径を実現。絞り開放でも安定した描写力を持ち、なめらかで大きなボケ味が楽しめる。
絞り羽根は、ボケの形状に配慮した12枚構成で1/3ステップのクリック付き。フォーカスリングおよび絞りリングは総金属製で、大きく削り込まれた指がかりと、精密な切削加工が施されたローレットパターンが特徴。
このデザインは、古き良き時代を想起させる美しい外観と、マニュアル操作感を向上させる機能性を兼ね備え、昭和40年代(1965~1974年)の一眼レフ用交換レンズにオマージュを捧げたフォクトレンダーのSLシリーズ交換レンズのスタイリングに準拠するもので、総金属製のヘリコイドリングによるシルキーなピント合わせの操作感が味わえる。
最短撮影距離は0.3m(撮影倍率1:6.7)。対角線画角44°の標準レンズとして多様な被写体を捉えられることに加え、近接撮影効果により大きなボケ量が得られ、開放でのボケ味を活かした撮影の可能性が拡がる。
また、大口径でありながらフィルター径φ46mm、全長41.0mm、重量230gとコンパクトで取り回しがしやすいのも特長。トラディショナルなスタイルの金属製の専用ネジ込みフードが付属している。
主な特長:
■ニコン Z マウント(APS-Cサイズ)専用設計
■電子接点によるボディとの情報通信
■高い剛性感と耐久性の、総金属製鏡筒
■確実なピント操作が可能なマニュアルフォーカス
■一眼レフ用MFレンズを想起させるスタイリング
■12枚羽根虹彩絞りによる、美しいボケ味
■最短撮影距離0.3m
NOKTON D35mm F1.2
2022 年3月発売予定
希望小売価格(税別)¥83,000
専用ねじ込みフード付属
※本製品は、株式会社ニコンとのライセンス契約の下で開発・製造されています。
https://www.cosina.co.jp/voigtlander/z-mount/nokton-d35mm-f1-2/
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