株式会社シグマは、Contemporaryライン新基準の光学性能を実現する超広角レンズ「SIGMA 17mm F4 DG DN | Contemporary」の発表および発売日と価格を決定した。対応マウントはLマウント、ソニーEマウントの二種、どちらも2023年4月21日(金)発売。
レンズ構成にはSLDガラス2枚、非球面レンズ3枚を採用。1枚目だけでなく、イメージセンサーに近い最後尾にも非球面レンズを採用することで、ボディサイズを抑えつつ各収差を良好に補正している。
これにより、通常フロントが大きくなりやすい超広角レンズでありながら、フィルター径55mmを達成。フロントフィルターに対応し、フィルター径が同一のIシリーズレンズとのフィルター併用も可能。ショートフランジバックがもたらす高い自由度を活かした最新の光学設計と、SIGMA唯一の生産拠点・会津工場の持つ高度な生産・加工技術が実現した、まさに現代的な性能を有するレンズだ。
12cmという短い最短撮影距離も、このレンズの大きな特徴。近い距離でもピントが合うため、背景を取り込んだセルフィーや手元の撮影などにも適している。AF駆動系には静粛かつ高速なステッピングモーターを採用し、静止画・動画どちらでも快適な撮影が楽しめる。フレア、ゴーストに配慮した設計により、光源が入り込みやすい超広角レンズながら、どんな環境でもクリアな撮影が可能。
Iシリーズは、ミラーレスシステムに新たな価値を提案するフルサイズ対応のレンズシリーズだ。
撮影システムが小型軽量であることは、ミラーレスの大きなメリットのひとつ。高い光学性能と、一眼レフ機では実現しえなかったコンパクトさとの両立は、新たなシャッターチャンスとの出会いも生み出す。
その反面、携帯端末など撮影の手段がこれほど多様化している現代において、あえてカメラやレンズを所有するということには、単に“撮る”ということ以上の価値が求められているのではないかとSIGMAは考えている。
1961年の創業から積み重ね、2012年からのSIGMA GLOBAL VISIONで洗練された高い開発力と加工技術を基盤に、道具としての品質、扱う中で感じる感触、そして所有すること自体の喜びに至るまで熟考し、形にした「Iシリーズ」。レンズという存在に今どういった価値を提案できるのか、SIGMA Contemporaryからのアンサーだ。
- ■主な仕様
- SIGMA 17mm F4 DG DN | Contemporary
- レンズ構成枚数:8群9枚
画角:103.7°
絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
最小絞り:F22
最短撮影距離:12cm
最大撮影倍率:1:3.6
フィルターサイズ:φ55mm
最大径 × 長さ・質量:
Lマウントφ64.0mm × 48.8mm・225g
ソニー Eマウントφ64.0mm × 50.8mm・220g- 付属品:マグネット式メタルキャップ(LCF55-01M)、花形フード(LH576-03)、FRONT CAP LCF-55Ⅲ、REAR CAP LCR Ⅱ
SIGMA 17mm F4 DG DN | Contemporary
発売日=2023年4月21日(金)
希望小売価格=
Lマウント用:97,900円(税込)
ソニー E マウント用:97,900円(税込)
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