ユニークな構造と技術、デザインを併せ持つイギリスの三脚・カメラバッグメーカー「3 Legged Thing(スリーレッグドシング)」。
2022年12月より銀一株式会社にて、日本国内での取り扱いを開始した。
2010年に設立した3 Legged Thing(スリー レッグド シング)は、イギリスのベッドフォードシャー州スタッグスデンの、とある鶏舎を改装して造ったオフィスに拠点を構える三脚メーカーだ。
機材コレクターでもある設立者のDanny Lenihan(ダニー・レニハン)は、自身が収集した三脚からインスピレーションを受け、新たなフォト業界のスタンダードとなり得るカメラ向け三脚の設計に着手した。また、従来の常識にとらわれないカラフルなカラーリングを取り入れた三脚を発案し、ブランドの進化とともに「なくてはならない」特徴として確立させた。
そして、手荷物としてコンパクトに持ち運べるトラベル三脚を開発する中、試作品の脚パーツをセンターコラムとして組み込んだことがきっかけで、センターコラムを複数段にする「マルチセクションコラム」のアイデアを思いつく。
これを基に作られたプロトタイプは、美しく仕上げられたアルマイト、3段のセンターコラム、手荷物として持ち運べるサイズでありながらも2m以上伸ばせる画期的なトラベル三脚として誕生し、伝説的なロックバンド クイーンのメンバーとしてレッド・スペシャル・ギターで一時代を築き、さまざまな世代、人々に影響を与えたBrian May(ブライアン・メイ)博士にちなんで「ブライアン」と名付けられた。
以来、そのユニークな構造と技術を活かし、マルチセクションコラムや高い耐荷重性能を備えた、数々の三脚を開発してきた。現在は三脚だけに留まらず、雲台やカメラプレート、カメラバッグなど、撮影をサポートする幅広いラインナップを展開している。
- ■三脚の特徴
- ・センターコラムに複数段を設けることで、コンパクトな収納が可能。コラムは取り外し可能で、上下反転させることでローアングルからの撮影ができる。
- ・三脚の耐荷重は一般的な三脚の4倍以上。三脚本体の平均重量と平均耐荷重の比率が1:17と、本体重量に比べて耐荷重性能が非常に高い。
- ・ナットロックに比べて幅広く作られており、回しやすく握りやすい構造。剛性と安定感を高めるために、各パラレルロックにある程度の重さを持たせて、重心を下げるように作られている。
- ・三脚上部には、さまざまなアクセサリーを取り付けるための6つの1/4インチネジ穴と1つの3/8インチネジ穴、またストラップなどを取り付けられる3つの凸型ループが備えられている。
- ・カーボン三脚には、150℃で3時間硬化させてから37℃で7日間休ませた、高純度なカーボンファイバーを8層重ねた炭素繊維強化プラスチックを使用。
・三脚の脚はいずれも取り外しができるので、一脚やブーム、照明用アーム、自撮り棒など、さまざまな使い方ができる。三脚用アクセサリーを使用することで、簡単に卓上三脚へ変身。
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