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アドビとニコンのパートナーシップにより、カメラ製品に来歴記録機能を搭載

2022/11/01

アドビは、アドビが主導するコンテンツ認証イニシアチブ(https://contentauthenticity.org/ )(Content Authenticity Initiative、CAI)と業界をリードするカメラメーカーである株式会社ニコン(以下ニコン)とのパートナーシップを発表し、来歴記録機能を特別に組み込んだ最先端ミラーレスカメラ「ニコン Z 9」を世界最大のクリエイティブの祭典Adobe MAX 2022にて参考展示する。
 
この機能により、フォトグラファーやクリエイターは、いつどこでどのように撮影されたかを含む、画像の来歴情報を、撮影時に写真に添付できるようになる。
 
これにより、デジタル作品の信頼性の確立が期待されるだけでなく、利用者が出所や編集履歴を特定できるようにすることで、デジタルコンテンツのライフサイクルの過程で混入しうる誤った情報や虚偽の情報の拡散を防ぐことを目的としている。
 
アドビのエグゼクティブバイスプレジデント、ゼネラルカウンシル兼チーフトラストオフィサーであるダナ ラオ(Dana Rao)は、次のように述べている。

 

  • 「ニコンは真のグローバルブランドとして、現代における最も重要な瞬間を捉えることができるよう、フォトグラファーたちを支えてきました。コンテンツ認証イニシアチブとニコンのパートナーシップにより、世界中のユーザーが撮影の瞬間に写真に来歴情報を添付できるようになり、カメラからクラウドにいたるまで写真の真正性を担保できるようになります。デジタルコンテンツへの信頼を回復するというコンテンツ認証イニシアチブの取り組みに、ニコンの協力を得られたことを嬉しく思っています」

 

​コンテンツ認証イニシアチブはアドビが主導し、800以上のパートナー企業・団体がデジタルコンテンツの来歴に関するオープンソースの業界標準を確立し、オンラインコンテンツの信頼性を高めるために活動している。
 
コンテンツ認証イニシアチブとのパートナーシップのもとで作成された規格「Coalition for Content Provenance and Authenticity(C2PA) ( https://c2pa.org/ ) 」が初めてカメラ機器に実装される今回の取り組みは、コンテンツの信頼性の確立と、デジタル作品の作者への適切な帰属を実現するうえで大きな前進となるとのことだ。

 

【関連リンク】

https://www.jp.nikon.com/company/news/2022/1019_01.html

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