キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下キヤノンMJ)は、若手写真家の登竜門として30年にわたり継続し、2021年度をもって公募を終了した文化支援活動「写真新世紀 」の新人写真家を発掘・育成・支援するという目的を引き継ぎ、新たに写真・映像作家発掘オーディション “GRAPHGATE(グラフゲート)“を開始する。本オーディションの第1回目の応募は2023年4月3日より受け付ける。
キヤノンは、これまで半世紀以上に渡りさまざまな取り組みで写真・映像作家を支援してた。キヤノン株式会社が主催し、多くの著名写真家を輩出してきた文化支援活動「写真新世紀」は、30周年の節目である2021年度をもって公募を終了した。
また、キヤノンMJ主催の写真家オーディション「SHINES(シャインズ)※ 」においても2019年まで新人作家の発掘に取り組んできた。この二つの取り組みに共通するのは、写真・映像表現の可能性に挑戦する新人作家の発掘・育成・支援、という目的だ。
※キヤノンMJが主催する、入選者に写真集の制作・販売の機会を提供するのが特長の写真家オーディション。GRAPHGATEの開始に伴い、2019年度の募集をもって終了。
キヤノンMJは、継続して熱意ある新しい才能を見出し応援するための新たな枠組みとして、2023年4月より、写真・映像作家発掘オーディション“GRAPHGATE”を開始する。“GRAPHGATE”を通じて、写真・映像文化の発展に引き続き貢献していくとのこと。
- ■写真・映像作家発掘オーディション“GRAPHGATE”実施概要
“GRAPHGATE”は、作品募集を「ピープル」「ネイチャー」「クリエイティブ」「ムービー」の4つの部門で行う。「ピープル」「ネイチャー」「クリエイティブ」部門では写真作品を、「ムービー」部門では映像作品の募集を行う。
一次・二次選考を通過した5名の中から1名をグランプリとして選出し、入賞者にはそれぞれキヤノンMJからの機材サポートや、キヤノンギャラリーS(品川)やキヤノンギャラリー(銀座・大阪)での作品発表の機会を提供する。
応募者の年齢・経験(プロ・アマチュア)は問わない。- 選考委員の5名は、キュレーター、映像プロデューサー、アートディレクター、ジャーナリスト、出版社チーフプロデューサーなど。それぞれの独自の視点で作品のクオリティに加え、コミュニケーション力や行動力、情熱、将来性なども含め総合的に選考する。
- ■選考委員
梶川由紀(キュレーター/何必館・京都現代美術館)
品川一治(映像プロデューサー/(株)トボガン代表)
千原徹也(アートディレクター/(株)れもんらいふ代表)
長野智子(キャスター/ジャーナリスト)
藤森三奈(チーフプロデューサー/(株)文藝春秋『Sports Graphic Number』)
キヤノンマーケティングジャパン株式会社- ※五十音順 敬称略
■賞金
グランプリ:賞金100万円、キヤノンギャラリー S(品川)展示、
優秀賞:賞金30万円、キヤノンギャラリー S(銀座、大阪)展示、副賞・テクニカルサポート
佳作:賞金5万円、副賞・テクニカルサポート
応募方法などの詳細は下記リンクより参照できる。
【関連リンク】
https://cweb.canon.jp/event/photo/graphgate/
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