top 本と展示展覧会ピックアップ奈良市写真美術館で「太田順一 ものがたり ものの語りに目をそばだてる」が開催

奈良市写真美術館で「太田順一 ものがたり ものの語りに目をそばだてる」が開催

2022/10/06

奈良市写真美術館で「太田順一 ものがたり ものの語りに目をそばだてる」が開催中だ。
 

  • 二十代の半ばで写真を始めて以来、
    私は写真とは人間を描くものだと考え、
    モノクロで人ばかり撮ってきました。
    しかし、五十になる手前ぐらいから、
    中年のウツなのか、人を相手にすることに少々うみ疲れて
    〈もの〉〈風景〉に向かうようになりました。
    でも私としては、人は写してはいないけれど
    〈もの〉〈風景〉に反映された人の営みを撮ってはいるつもりです。
    ただ、人を撮っていたときにはなかったプラスアルファを
    〈もの〉〈風景〉の彼方に求めています。
    それは歴史のようなもの、
    写真を撮っている私が消えていなくなっても
    目の前の光景は連綿として続くであろうと思わせるもの、
    ひとことでいえば〈永遠〉です。
  •  
  • 『群集のまち』より 2007年

 

■展示概要

「太田順一  ものがたり ものの語りに目をそばだてる」

入江泰吉記念奈良市写真美術館
2022年8月27日(土)〜2022年11月6日(日)

9:30~17:00(入館は16:30まで)
https://naracmp.jp/news/exhibition/733

 
■写真家プロフィール
太田順一(おおた・じゅんいち)
1950年 奈良県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退 大阪写真専門学校卒業。 

 

写真集
『女たちの猪飼野』晶文社
『ハンセン病療養所 隔離の90年』解放出版社 (写真の会賞)
『化外の花』ブレーンセンター (日本写真協会賞作家賞)
『父の日記』ブレーンセンター (伊奈信男賞)
『遺された家』海風社(写真の会賞)
『ひがた記』 海風社 (さがみはら写真賞・東川賞飛騨野数右衛門賞)など

 

著書
『ぼくは写真家になる!』岩波書店
『写真家 井上青龍の時代』ブレーンセンター

展覧会概要

出展者 太田順一
会期  2022年8月27日(土)〜2022年11月6日(日)
会場名 入江泰吉記念奈良市写真美術館

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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