キオクシアは、業界最大容量となる2TBのmicroSDメモリーカードを業界で初めて試作し、基本動作を確認した。
近年、スマートフォン、アクションカメラ、携帯ゲーム機などあらゆるモバイル機器において、データ記録に必要なメモリー容量が増えている。 SDメモリーカードの規格は、SDXCの仕様として最大2TBまでの容量を規定しているが、実際の製品化はこれまで実現されていない。
今回試作した2TBのmicroSDXC UHS-Iメモリカードは、同社の3次元フラッシュメモリー「BiCS FLASH™」と自社開発のコントローラーを使用。キオクシア独自の薄厚チップ多段積層パッケージング技術によって、チップ搭載部分の厚さが最大0.8mmのmicroSDメモリーカードのパッケージ内に、1テラビット(128ギガバイト)のフラッシュメモリーのチップを16枚積層している。
キオクシアは本技術をもとに、高容量のデータ記録に適した2TBのmicroSDXCメモリーカードの量産を2023年に開始する予定だ。
【関連リンク】
https://www.kioxia.com/ja-jp/personal/news/2022/20220928-1.html
PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。