10月8日(土)より、東京オペラシティアートギャラリーで「川内倫子:M/E球体の上 無限の連なり」が開催される。
川内倫子は、国内外で高く評価されている写真家である。写真集『うたたね』、『花火』(リトルモア、2001)の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞し、以降今日まで精力的に写真集の刊行や個展の開催を行っている。
川内の写真は、柔らかい光をはらんだ独特の淡い色調を特徴とし、初期から一貫して、人間や動物、あらゆる生命がもつ神秘や輝き、儚さ、力強さを撮り続けている。
川内のまなざしは、身の回りの家族や植物、動物といった光景から、火山や氷河といった壮大な自然に対してまで等しく注がれている。日常にある儚くささやかな対象と、長い時を経て形成される大地の営みとが、独自の感覚でつながり、同じ生命の輝きを放っているところに、川内の作品世界の大きな魅力があるといえる。
本展では、川内がこれまで発表したシリーズを織り交ぜつつ、アイスランドなどを撮影し地球との繋がりをテーマとする新しいシリーズの〈M/E〉に、コロナ禍における日常を撮影した新作群を加えて紹介。本展は、人間の命の営みや自然との関係についてあらためて問い直す機会となるだろう。
- ■展示概要
- 2022年10月8日(土)〜12月18日(日)
開館時間 11:00–19:00(入場は18:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
11月3日[木]– 6日[日]は「アートウィーク東京」実施にあわせ開館時間を10:00–19:00とします。
入場料
一般1200[1000]円
大・高生800[600]円
中学生以下無料
※[ ]内は各種割引料金。
※障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。
※割引の併用および入場料の払い戻しはできません。
※「収蔵品展074 連作版画の魅力」、「project N 88䑓原蓉子」の入場料を含みます。
主催 公益財団法人 東京オペラシティ文化財団、朝日新聞社
協賛 日本生命保険相互会社
協力 相互物産株式会社
【関連リンク】
https://rinkokawauchi-me.exhibit.jp
出展者 | 川内倫子 |
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会期 | 2022年10月8日(土)〜12月18日(日) |
会場名 | 東京オペラシティ アートギャラリー |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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